こんにちは。
本日もご訪問ありがとうございます。
この夏の出会いについてもう一つ書いておきたいと思います。
やはり仕事で、非常に頭脳明晰な年若い男性と、じっくり話をする機会に恵まれました。
わかりやすく優秀さを表すと、塾も家庭教師もなしに県内随一の進学校、日本一偏差値の高い大学・大学院に進み、最高学府で物理を修めたという学歴の持ち主。
私は仕事柄、いわゆるエリート層をたくさん間近に見てきました。
本当に頭がいい人の半数くらいは、傲慢さを持たないという実感があるのですが、彼もまた、偉そうなところのない、気さくで素朴な好青年でした。
会議が済んで、会食の席。
話が弾んで、仕事上の話題を離れ、プライベートな話に。
最高学府で物理学を研究していた彼が、いまは全く関係ない分野の仕事をしていることについて、どんな判断があったのか、興味があって私は少し酔った彼の問わず語りに耳を傾けました。
本気を出したら、自分は日本でトップクラスの研究者になれたか?と考えると、なれたと思う。
人生をかけて研究の道を極めることを大学院の間、何回も何回も考えたが、同じくらい、幸せって何かについても真剣に考えた。
研究をしていると、研究以外のこと、例えば付き合っている彼女のことなどはどうしても疎かになった。
学問を極めるっていうのはたやすくなくて、楽しいけれども非常にたくさんの時間がかかる。
研究者をしていて、もし自分が思うほど一流になれなかったら?
やり直しがきかない年齢まで、実社会に関係ない学問をするのは、ちょっとした賭けでもある。
自分が人生で大切にしたいのは何か。
何度も何度も考えて、結局学問上の野心を捨てることにした。
今も時々ふと、これでよかったかな、と思うことがありますけど、と最後は少し寂しげに。
私には1ミリも理解できないような数式を解くことのできる明晰な頭脳も、幸せの定義のようなシンプルな問いに惑うのだなあと、おんなじなんだ、と私は彼の話の中身と全然無関係なところにじんわり感じ入っていました。
バリバリ前へ上へ邁進していくひとも頼もしいけれど、一つ一つ確かめながら進むひとも素敵だ。
この人とこれから一緒に仕事できることを、嬉しく思いました。
ちなみに帰り際、その方がなんだか照れた様子で、新しい野心もあるんですよと。
実現するかわかりませんけど、ちょっと頑張ってみます、と嬉しそうに。
何?と聞いても答えてもらえなかった彼のその新しい目標は、近づけたら教えてくださるそうです。
あー、またなんか長文に。
スッキリサラリと書けるようになりたいです。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
