あれはたぶん秀樹がハタチの頃。

まだ午後早い時間、わたし達(ファン4,5人?)は、なぜか日テレのエントランスを秀樹と一緒に歩いていた。珍しく、ゆったりとした歩調で。

 

と、ふいにハミングが。

ん? この歌…。

首をかしげて見あげると、ちいさな声で歌い出した。

 

♪悲しみに心 とざしていたら

 花屋の花も 変わりました ♪

 

え? えええ?

驚いて見つめる皆の視線を感じたのか、

「ゴローちゃんの歌、難しいからなぁ」

と、ぽつりと、ひとりごとみたいに言って、ちょっと照れたように笑った秀樹。

 

たぶん、その日の収録で歌うことになってたんだろうけど、でもその時の秀樹が嬉しそうで楽しそうで、今もずっと心に残っているのです。

 

秀樹、ほんとに五郎ちゃんのこと、好きだったよね。

 

 

 

野口五郎様。

お誕生日おめでとうございます。

心より、お祝いを赤薔薇