JAF四国ダートトライアル選手権第６戦（最終戦）

今シーズンの四国ダートトライアル選手権の最終戦となる第６戦が、９月９日、これまでの香川スポーツランドから場所を変えて、最終戦恒例の広島のテクニックステージタカタで開催された。


今回が３戦目の成立イベントとなり、シリーズが成立したＮ１クラスは、これまでに２勝をマークし、シリーズをリードする全日本ドライバーの細木選手が、第１ヒートこそ、シャフトトラブルでリタイヤとなったものの、第２ヒート、流石の走りを披露し優勝。併せてシリーズチャンピオンを決めた。なお、２位には細木塾生の国久選手が入り、シリーズも２位となった。


開幕戦から５連勝であっさりと橋本選手がシリーズチャンピオンを決めているＮ３クラスは、『橋本選手のシリーズ全勝成るか』に注目が集まったが、地元、中国の山本選手が優勝をさらい橋本選手は２位。全勝チャンピオン獲得は残念ながら夢に終わった。


なお、シリーズ２位は、今回は余裕の欠場の朝川選手。そして、優勝すれば、シリーズ２位の可能性を残していたＣＭＳＣ香川の松原が、今回は４位とポイントを伸ばすことができなかったが、シリーズ順位は維持し、３位を決めた。


既に岡選手がシリーズチャンピオンを決めているＳ１クラスは、浅野選手が優勝、西浦選手が２位、そして谷選手が３位を獲得。その結果、浅野選手は後半３戦のみの参戦のためシリーズ４位に止まり、シリーズ２位が西浦選手、３位が谷選手となった。


第５戦で３勝目をマークし、梶田選手がシリーズ争いを優位に進めていたＳ２クラスは、梶田選手が第１ヒートでまさかの転倒リタイアでノーポイント。山田選手が優勝し、梶田選手と並ぶシリーズ３勝目をマーク。有効ポイントでは梶田選手と同点ながらも、有効ポイント以外の獲得ポイントの関係で山田選手が逆転でシリーズチャンピオンを決めた。


また、今シーズンからクローズドクラスに参戦を続けている武田選手。これまでのイベントでは、武田選手１名のみの参加とさびしい状況であったが、今回は３名が参加。結果は、武田選手がこれまでの経験を生かし、第１ヒートから安定した走りを見せて優勝した。