今日の地元新聞のトップ記事は『プルトニウム検出』

これまでプルトニウムのことは意外に取り上げられていなかったような気がするんですが、福島第一原発で放射能漏れが問題となっている1~3号機のうち3号機は通常のウラン燃料ではなく、確かプルトニウムを燃料の一部に使っているんですよね(プルサーマル)


このプルトニウム、核燃料の廃棄物の中に含まれているので、それを再利用するってことに意味があるらしいのですが、製造工程から利用までの危険性の高さに加え、コスト的な問題も指摘されていたようです


実際のメリットより、リサイクル時代なので(決してクリーンではないですが)少しでもクリーンなイメージを得るために取り組んでるんじゃないのかなぁって気もします(専門じゃないので根拠なし)


通常の原子力発電の過程でも、プルトニウムは出来るそうなので検出されプルトニウムが、どの原子炉に由来しているかは、直ちには判らないのでしょうが、重大な問題には違いないのでしょうね


で、冒頭に戻りますが、やっぱり、気になるのはプルトニウムの話がこれまであんまり出てこなかったってこと


1、2号機と3号機は燃料の種類が違い、事故の危険性も違うはずなのに同列で報道されていたような気がするんですよね


さらに少し調べてみたら、福島でプルトニウムを含む燃料を使い始めたのは昨年の終り頃なのですが、通常のウラン燃料に比べて事故の際の危険性が高いと言われることから、国内で最も古い部類に入る福島の原子炉で使用するってことに関して反対の動きもあったようです


プルトニウムを使うことに対する問題に加えて、古い原子炉での使用を強行した事実


そんな背景もあったので、検出って事実が明らかになるまで、プルトニウムの話に触れなかったんじゃないかなぁって気がしてなりません





放射性廃棄物の処分方法すら決まらないまま見切り発車した原子力発電


現在の便利な生活を維持するためには原子力発電が必要ってことらしいですが、無害になるまで数万年もの歳月が必要な放射性廃棄物を出すって本当に正しいのかなぁ


放射性廃棄物は地中深くに埋める(地層処分)ってことで検討してるみたいだけど、今回の事故のように想定外を連発されると本当に大丈夫って気になります


原発問題、真剣に考える必要がありそうですね


今回の事故の一日も早い終息を念じています