こんにちは、食セラピスト、松尾です。

 

今年は激動の幕開けとなりましたね。

まずは被害に遭われた方が一日も早く

安全な日常を取り戻せますよう心から

お祈り申し上げます。

 

エックスなどSNSで発信される情報を見れ

ば、今現実に起こっていることの真相は

何なのか、真実もフェイクもごちゃごちゃ

になっているようで、そこから真相の断片

を拾い上げるのは甚だ困難な状況だなと

感じています。

 

とは言え、この中の情報に溺れず

「自分はどう考え、どう生きるか」

の軸をどう保っていくのかという問題に

何かマクロビオティックを学んだものとして

地に足の着いた考えをお伝えできないものか

と少し書いてみようと思った次第です。

 

たとえばSDGs。

このアジェンダに沿って例えば企業などは

取り組みを推進すべきものとされていますね。

持続可能な開発目標とはなんとも口当たりの

よいものではあります。

しかし持続可能なという視点は一体誰の目線

で言われているものなのでしょうか。

 

マクロビオティックで最も伝えるべき重要な

要素として「中庸」があり、これは本来の

調和のとれた状態を言います。

 

中庸とはプラスでもマイナスでもないニュー

トラルな偏りのない状態のことです。

このバランスを食の観点から体得することを

マクロビオティックは目指しています。

 

中庸とは視点としては簡単にいうと表と裏の

両面から考えちょうどよい塩梅を探ることで

近づいていく、といったようなものです。

たとえば一つの食材について考える時

今の自分の状態を中庸に近づけるにはこの

食材が適しているという点で選択していき

ますが、過ぎれば毒となることもあります。

 

ちょうどよい塩梅を見つけていくには地道な

観察と実践が必要となります。

その対象となる人の観察が前提としてあって

何が正解かわからない、手探りの中で選択

を繰り返しその積み重ねが結果として

「中庸」に近づけていきます。

 

SDGsというのは富める側が自分たちの

都合で作り出してきた構造的な貧困には

目をつぶり、人間だけの視点から持続

可能な目標を考えた対処療法に外ならず

、口当たりのよいメッセージの根底には

一部のエリート層を中心とした選民思想が

あり、そこに利権が絡んでいるという

構造があると思います。

 

マクロビオティックで大切にしてきた要素

として「身土不二」という要素があります。

これは身体、他ならぬそこで生きるヒトは

土、つまり周りの環境と不可分である

という考え方です。日、水、土、森羅万象

周りの人と調和することで結果、己の健康が

得られるというもので、自分を生かしている

周りの環境に感謝し、守るというのは

生きることを大切にしていれば当たり前に

するものです。

 

誰かの都合で作られたグローバルアジェンダ

に乗っかって

疑問も持たずに生きるか

 

身近な自然、森羅万象、人を大切に、

感謝と健康である喜びに満ちて生きるか

 

あなたならどう考えますか。

 

最後までお読みくださりありがとうございます。

 

本来のバランスについて考えてみよう

考え方のヒントになる「まひとかみひと」さんの動画をご紹介します↓