昔、お祭りの最後花火大会になると、家族で重箱にごちそうを詰めてレジャーシートを持って、川岸の堤防まで歩いていきました。

同様な人たちがひしめく中、場所取りをして花火を眺めながら飲み食いします。

スターマインになるとどよめきが上がるし、拍手も起こります。

楽しかった思い出です。

結婚して、マンションに住みました。

そこから近くの沼でしょぼい花火大会がありました。

1時間くらいぱらぱらと打ちあがるものですが、部屋のベランダから見ることができるので、これはいいと思っていました。

ところが、結婚した旦那は花火はなにがいいのかわからないという人でした。

一人で眺める花火は、味気なくきれいにも見えません。

以来、花火大会は爆音がうるさいだけのイベントになってしまいました。

お祭りの楽しいムードがあって、感情を共有できてこそ、花火は楽しめるものなのだと気づきました。