一軒の民家立て石に至る道は濡れ落ち葉が積もる谷道で、足元があやしい。立て石の横に民家があり、屋外にトイレと豚小屋がある。日本でも、とくに西日本ではトイレは屋外だった。一軒の民家に入った。居住棟と倉庫兼厨屋棟がある。先に倉庫兼厨屋棟に入った。入ってすぐ左側はツー(稲籾を貯蔵する大きな竹籠)が一五個ほども並ぶ穀倉。土間の土台の上にツーを置く。右側が土間の厨房で、約四・五メートル四方。炉には火が焚いてあり、戸棚には食器が整然と並ぶ。