顔面神経マヒ


顔が突然曲がってしまったらどうしたらよいですか。顔が曲がる病気を顔面神経麻痺といいます。




人口10万人あたり20-30人の方が発症します。顔面神経麻痺は、よく顔面神経痛と混同されますが、全く別の病気です。  顔面神経麻痺とは、通常右か、左の顔面の筋肉が脱力し、ゆがんでしまう病気です。痛みを伴うことはありますが、普通は顔が痛むのではなく、曲がってしまった顔面側の耳のうしろの痛みが出現します。  顔面神経麻痺が発症すると麻痺側の目が閉じなくなったり、涙があふれたり、口からよだれがたれたり、食べものがうまくかめないなどの顔の動きの障害と、麻痺した側の舌半分の味がわかりにくい、音がひびいてきこえるなどの感覚の障害が出て
きます。  ウイルスが顔面神経に感染したことが原因で神経に障害が起き、同時に神経が腫れるため顔面神経麻痺が起こる方が全体の約3分の2程度であろうと言われています。原因ウイルスは、単純ヘルペスウイルスと水痘帯状疱疹ウイルス(みずぼう
そうのウイルス)が主なものです。 治療は耳鼻科で行われることが多く、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス剤というお薬と顔面神経の腫れをおさえるステロイドホルモンというお薬を一緒に内服したり、点滴したりします。早期に治療を行えば、単純ヘルペスウイルスが原因の場合90
%の方が治癒し、水痘帯状疱疹ウイルスでは、50~60%の方が治癒すると報告されています。治った方の10%の方が反復性や交代性(逆側に麻痺がおこる)の再発性の顔面神経麻痺をきたします。


文責(K.K) 池田市医師会
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耳鼻咽喉科

http://www.ikedaisikai.or.jp/qanew/jibiinko/ganmen02.htm