終活中毒というタイトルに魅かれて
図書館から借りてきました。
終活の参考になるような本かな~~~~
と思って。
全然違いました(笑)
1.余命宣告された資産家の娘と
財産狙いで結婚した男の話
2.一人暮らしの老人の男の家に、
長い間音信不通だった息子が
訪ねてくる話
3.売れっ子小説家が死後のことを
完璧に準備して、支持した
完璧な終活の話
4.余命宣告された売れないお笑い芸人が
最期の夢をかなえようと頑張る話
の4本立てでした。
なにひとつ!
参考にはなりませんでしたが、
読みやすくて面白かったです。
とりあえず長年会っていなかった知人が
訪ねてきたときは気を付けよう!くらいかな(笑)
で、
4本目が私的には、特によかった。
余命宣告された売れないお笑い芸人の夫が、
死ぬ前にどうしても
P1グランプリ(M1のもじりだろう)で
優勝すると言うのだが、
陰では泣きながらも、
とにかく明るく元気にふるまって
励ます妻(こちらも売れないお笑い芸人)
ああ。。。
何て理想的なだろう。。。
身につまされる思いがしながらも、
私たちも、こういう明るい最期だったら
よかったなあ(p_;)と。
思ったけど、
意外と地雷にもならず。
でも現実的には闘病中に
これは難しいよねえ(^-^;
で。
一番いいなと思ったのが、
その妻が、葬儀の喪主挨拶の最後に、
『六ちゃん(主人公)は、天国へ引っ越しいたしました。
また新ネタ書いて活動することでしょう。
っていうか、さっそく今頃は神様を
笑かしてるんとちゃいますか。
あちらでも大いに会場を沸かしてください。』
って言うんですよね。
最期まで明るい奥様!惚れる!
で。その、
天国へ引っ越しいたしました。
いい言葉だな。と思いました。
これからは、ご主人は?って聞かれたら、
「夫は天国へ引っ越ししました。」
って言おうかな
言わずともこれからは、
そう思うことにしよう
何で死んじゃったのよー
ではなく。
何で引っ越しちゃったのよー
ちょっと気分的に違ってくる気がする
(え?一緒!?)