弟を駅まで車で送った帰り、

商店街の道を通った。

 

夫が病気になってからも頑張って出勤してた頃、

歩くのがしんどそうで、

毎日駅まで送り迎えしていた時に

車で通っていた道。

 

 

ふっとその時の記憶がよみがえって。

後ろのシートに夫が乗っているような

気がしてしまった。

 

商店街のラーメン屋の前を通り過ぎる時に、

 

「あー、

とんこつラーメンが食べたい!」と、

いつもいつも夫が必ず言った。

 

 

毎日言うなぁ・・・(^-^;と思いながら、

「寛解したら食べようね!」っと、

いつも返していた。

 

 

ラーメン屋の前を通り過ぎる時

その言葉を思い出して、

突然、がーーーーーーっと泣けてしまった

えーんえーんえーんえーん

 

 

食べさせてあげたかった!!

ただの潰瘍性大腸炎だった。

死ぬ病気じゃなかった。

 

 

「寛解するまでの我慢だよ」と、

厳しい食事制限をさせられていた。

「寛解したらなんでも食べていいですよ」と

言われていたのに。。。

 

寛解するまでの我慢

・・・だったはずなのに。

 

寛解なんかしないまま、

肝機能障害になって、

肝不全になって、

最期の入院の間はずっと、

何も食べられないままやせ細って

死んでしまったえーん

 

 

「治らないなら!

どうせ死んでしまうなら!!

好きなもの何でも

たらふく食べさせてあげたかった!!!」

と声に出して叫んでしまい、

涙が止まらなくなってしまった。

 

 

あぶないよ。

涙で前が見えないよ。

事故起こしちゃ大変だ。

 

考えちゃだめだ

考えない考えないと唱えながら、

でも泣きながら、なんとか家に辿り着いた。

 

もうあの道は通るのやめようショボーン

でも生活圏の商店街通れないのは厳しい・・・

 

何度も何度も通って。

記憶を上書きするしかないかな・・・

 

もう・・・辛い記憶だけ消したいよショボーン