ICUでいっぱい管をつながれて

恐らく本人ももう長くないことに気づき始めて、

それで今何考えてるかな。と思った。

 

私と結婚したことを後悔してるんだろうなと思った。

 

好きなことして自由に楽しく暮らしていたのに

私に捕まって、夫であること父であること家族を養うために働くことを強いられて

あれこれ規制されて

 

そこまでひどい妻だったとも思わないけど、

いやすごくいい奥さんだったと思うけど(笑)

不自由な暮らしに思っていたかもしれない

 

独身だったら働いたお金は全部自分のために自由に使って、

あれこれ文句言われずに

もっと好きなことして暮らせたのにって思っていたかもしれない。

 

1月27日まだ暗い早朝4時に電話が鳴った

着信画面に病院の名前が出ていた

 

ああ。今日がお別れの日なんだなと思った。

 

「血圧が下がってきたので病院の方にいらしてください」と淡々と言われ

全身に緊張が走ったその時、

「ご主人が結婚指輪持ってきてくれとおっしゃっていますので

お持ちいただけますか?」と医師に言われた。

 

結婚指輪!?😲

お互いつけなくなって存在すら忘れていた

死を前に思い出したことが結婚指輪・・・

 

泣けた・・・

泣かされた・・・

 

後悔してなかったんだね。

良かった。

ほんとによかった。

 

ありがとう。そんなこと言ってくれるなんて

ほんとに救われた