サンマルコ・ゾンコラン
「お前さぁ、色々パーツ換えるのは良いけど、もっと乗れよなっ!」
4月に入ってもう半月経とうとしているのに、未だ120km強しか走れていないので、そんな声が聞こえてきそうですが、またも新パーツのお話です。
今回交換のターゲットになったのは、サドルです。
すでにノーマルからサンマルコの「アスピデ・レーシングレプリカ」に交換済みで、ここまで大きな不満の出ていない部分なのですが、痛くないのかと言われれば、正直150km位乗ると結構痛かったりしてたんです。
でもって今回、「きっともっと快適なサドルがあるに違いない」ということで、深みにはまると抜け出すのに一苦労と言う噂の、「サドル探しの旅」に出ることにしました。
いくつか気になるモデルの中から選んだのは、サンマルコの新作。
「ゾンコラン・アローヘッド・ジェルアラウンド」です。
毎度見た目重視で恐縮ですが、まずそのルックスに惹かれました。今までちょっとなかった形状です。
穴あきでない物の方がスッキリしていて、よりカッコいいのですが、そこは今回、疲れてフォームが潰れてきた時でも、尿道への圧迫が軽減される効果を狙って、敢えて穴あきタイプを選びました。
また、このタイプの方が若干クッションが厚めなのもポイントです。
重量はアスピデが170g、ゾンコランが200gですから、もしゾンコランが快適なら、その手のサドルの中ではかなり軽量って事になるんじゃないでしょうか。
もっとも、今回は重量よりも快適性を重視しているので、もっと重かったとしてもこれを選んでいたでしょう。
お世話になっているショップのSさんは、コンフォート系のパーツに関してもかなりの知識があり、頼りになる存在です。
僕が「これくらい走ると痛くなる」とか、「こんな時にココが痛くなる」とか言うと、「それなら形状はこう」とか「このモデルよりこっち」とか的確にアドバイスしてくれます。
そんなやりとりから、今までのアスピデでの不満点を解消してくれそうなモデルが、今回選んだ「ゾンコラン」です。
インストールは慎重に行いました。今のポジションを正確に再現しなければサドルの比較にならないですし、現在のポジションは自分なりの試行錯誤の末、かなり満足のいくものになっていて、それを崩したくないからです。
座面の高さ、前後位置をミリ単位で合わせました。ただアスピデでわずかに前上がりにしていたサドルの角度は、ゾンコランではひとまず水平にしてあります。
F3:13とのデザイン的な相性は、まずまずというところでしょうか。見慣れない性もありますが、アスピデの方が正直カッコ良かったような気もします。
ただ、「サドルは座ってなんぼ」ですから、今回はあくまでも機能性(快適性)が重要です。
2週間ほどの入荷待ちの後、11日の金曜日に受取り、早速取り付けてみたものの、ちょっと時間がとれず、実はまだ走っていません。
ですから部屋の中でちょこっと座ってみての感想ですが、「かなり良い」予感がします。
まず、思った通りクッション性がアスピデよりもずいぶん良さそうです。幅や座面形状もしっくり来ます。
ロングライドで試してみない事には何とも言えませんが、これまで自分に合っていると思っていたアスピデの第一印象より、遥かにフィット感があります。もしかしたらこの出会い一発で「サドル探しの旅」が終わるかもしれません。
走ったらまたエントリーします。