梅雨明けRideなのだ!   -後編- | オアシスさがし

梅雨明けRideなのだ!   -後編-

さていよいよロードバイクで初めての「峠」、大垂水峠に登りはじめました。この峠は若い頃モーターバイクで何度も走った道ですので、大まかなコースはイメージ出来るのですが、さすがに自転車で走るとなると、その距離感や勾配の感覚が今ひとつ実感できません。

もっともイメージ出来ようが、出来まいが峠ってやつはどんどん登ればいつかは必ず下りが待っているわけで、ここはあれこれ考えず、とにかく登ります。

・・・登ります・・・が・・・こんなに長かったのか大垂水。モーターバイクでは物足りないくらいの峠道が、いざ自分の脚で登るとなるとこんなにも違うものなのですね。あと三つ、あと二つ、あと一つと見覚えのあるコーナーをのろのろと舐めるように走り・・・「見えたっ!」あそこが峠だ。

途中何度か「意地にならなくてもいいじゃないの?」なんてささやきが、頭の中で聞こえてきて、足を着いて楽になっちゃおうなんて思ったのですが、いやぁ、諦めなくてよかったぁ。

僅か標高400メートル足らずの峠ですが、それでも自分の脚で登った初めての記念すべき峠です。
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うーん、きもちいい(^^)


ここからは下りです。下りってサイコー!!とばかりにダウンヒルを楽しみました。

ここでビックリしたのが、高尾で蕎麦を求めて離脱した僕の横を走りぬけて行ったローディーの方が、今度は相模湖方面から登って来ていた事です。もちろん手を振って挨拶しましたが、片道だけでお腹一杯のヘタレの自分にはその姿が眩しく見えました。


峠を越えたらあとは下りばかりだと思い込んでいたけど、実は多少のアップダウンもあったりしながら相模湖駅前の交差点です。
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ここを相模原、厚木方面へ


湖畔の公園で休憩しようと思い、入ってみるとなにやら只ならぬ雰囲気。これはどうしたことかと思っていたら
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湖上祭だそうです。


ナルホド、人が多いのも頷ける。見たことはないけど、相模湖の湖面に花火のとり合わせは、なかなか見物なんじゃないでしょうかね。


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後ろに写っているイカダを沖に曳いて行って打ち上げるのかな?


そんな訳で相模湖は落ち着かないので早々に退散。

次なる目的地、津久井湖に向かいます。

ですが今回、一番きつく感じたのがこの行程でした。

大垂水を越えて、今回の難所は終わった気でいたのですが、それぞれ距離は短いものの、所々に10%前後の勾配を含むアップダウンの繰り返しと、日中のピークを迎えた気温のダブルパンチで一気に体力を奪われました。ボトルの水を首やアームカバーの上からかけながら、どうにか津久井湖に到着。
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日陰を見つけてようやくちゃんとした休憩、生き返るわ~


ここまで来てしまえば、あとは自転車で走った経験のある道を残すのみです。


長めの休憩&補給を済ませて、津久井湖を後にしました。

橋本まではこれと言って何も無く到着。ここでちょっと物欲が頭をよぎり、以前も行ったウェアーショップZAMAに寄り道をする事にしました。
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お見事!普段の行いがこういう時に現れます。


せっかく遠回りして寄ったのに・・・

しょうがないから帰ることにしましょう。

で、こういう時すんなり行かないのがいかにも自分らしいと思うのですが、はい、今回も勘違いでミスコースです。

何故だろう?どうしても尾根幹の入り口が見つかりません。以前「勝手にセンチュリーライド」の時には全く迷う事無くすんなり行けたのに・・・結局一本道を勘違いしている事に気づかず、30分近くウロウロしてしまいました。


ZAMAがやっていなかった事と、暑い中迷ってウロウロしたおかげで気分は下降気味。

尾根幹の途中の公園で丘の上の木陰を発見すると、そこに倒れこむように休憩しました。
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なんだかもう「どうにでもなれ」みたいな気分でしたが、木陰の涼しい風に吹かれていたら、気力も体力も復活。

結局このあと連光寺を聖蹟桜ヶ丘側へくだり、Y'sロードに寄り、ちょっとだけ物欲を満たして帰りました。


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多摩サイ、狛江のダート手前。

今回感じたのは、やはり自転車乗りとしての体力がまだまだ全然出来ていないと言う事。

まぁ、7月なんて200km足らずしか走れていないし、自転車乗りを名乗るのも恥ずかしいほどなんで、当然といえば当然なのですが、ちょっとアップダウンが入ったコースになるとヘタレっぷり全開で、もう情けないったらありゃしない。

胸を張って、「自転車乗りです」って言える様に、もっとたくさん走ろうと思った「梅雨明けライド」でした。