マックの原田泳幸(えいこう)氏の記事が新聞に出ていました。
「おかしい、客足が戻ってこない・・・」
もはや100円メニューにはお得感がない。
売上高が9年ぶりにマイナスになることが確実になり
新たな戦略を打ち出しました。
1,60秒無料サービス
2,ビックマックの活性化
3,朝食メニューの強化
中でも話題となっているのは60秒無料サービス。
早くも、週刊誌、やネット上では、
60秒破りの方法などがでまわっている。ようです。
今年の成人式には、新成人にビックマックを無料で配り
その数25万食。新成人の20%を占めたそうです。
デフレ脱却?の流れの中で
原田氏は、「無料」にこだわっているようです。
この戦略は吉となるのか?今後を注目して行きましょう。
さて
今回は、ある事例をもとに、無料とゆでガエルの話。
半年ほど前、あるチラシをみて
「これはいける。」と思ったものを発見しました。
早速、その業種のクライアントに
「これやりましょう。丸パクリでもいいし、アレンジしてもイケるんじゃないでしょうか?」と声をかけてみました。
その業種の現状は数年前は儲かってしょうがなかったのですが、
今やジリ貧状態。
チラシのマイナーチェンジはしていましたが、なかなか以前の売上には戻ってこない。
私の考えとは違う方向での動き、
その部分では利益は出ているのですが、メインの部分では、
かつての栄光「このやり方で儲かった。」という「ゆでガエル」状態。
試してみることさえしてくれませんでした。
そこで
「だったら、俺がやってみる。」
と2,000枚チラシを配ってみました。
その業種の反響率は現状 3,000枚で1件でればという状況の中、
2,000枚でなんと70件の反響がでました。
7件じゃないですよ70件です。
ポイントはやはり「無料」
ある部分を無料でやることで
「確実にお客さんに喜んでもらえた。」結果です。
喜んでもらえれば
「返報性の原理が働き、リピーター、見込み客が増える。」
同業他社が多い中でも「〇〇のことなら●●さん。」となる。
これを続けるとどうなるか?
商圏を5万世帯に絞るとしたら1,750件の見込み客
1年に1回依頼があっただけで1日5件
これが1ヶ月に1回なんてことになったら1日60件です。
店舗展開しないのであれば、広告費は必要じゃなくなってしまいます。
さてさて
あなたの商売で
無料で「確実に喜んでもらえる。」ことはないでしょうか?
お金を極力かけずに、
「時間や手間をかけることで喜んでもらえることはないでしょうか?」
「知って得すること、知らないと損すること」
お客さんにとってためになる情報はないでしょうか?
ぜひ、考えてみて下さいね。