10年以上前の話です。


阪神競馬場で朝イチから競馬を楽しんだ日の昼休みに、1階に降りて(5階の指定席で競馬観戦していました)ブラブラしていたら食べ物の出店ブースで「高砂にくてん」という看板を見つけました。


俺は「高砂にくてん」という食べ物を食べたことがなかったので、そのお店で「高砂にくてん」を買って、近くのベンチに座って食べました。


「高砂にくてん」とは、兵庫県高砂市のご当地グルメで、薄く延ばした生地の上に、甘辛く煮込んだじゃがいもや、すじ肉、こんにゃく、キャベツなどを乗せて焼き、甘めのソースを塗って半分に折り、そのまた上にソースをかけて食べるお好み焼きのことです。


これがめっちゃウマくて、食べ終わった後にブースの中にいた人に「めっちゃウマかったです。どこかでお店をやってるんですか?」と聞いたら「高砂市で『ミナミ』というお店をやっています」という返事でした。


後日、もう一度あの「にくてん」を食べたくなり、家族でドライブも兼ねて兵庫県高砂市にある『ミナミ』まで行ってみました。

お店で、店主(あの時、阪神競馬場のブースの中にいた人や!)に、「阪神競馬場で食べた『にくてん』の味が忘れられなくて三重県から食べに来ました」と言ったら「三重県からわざわざ?それはどうもありがとう」と言われ、家族みんなで「にくてん」を食べました。

阪神競馬場で食べた「にくてん」もウマかったけど、お店で食べる「にくてん」もやっぱりめっちゃウマかったなぁ。
[写真は「にくてん喰わん会」さんのホームページにあるミナミさんのにくてんです]