シンプルリッチといえば、ネスプレッソ+エアロチーノ3 です。10年ほど前に友人からネスプレッソマシンをプレゼントされ、はじめてネスプレッソのカプセルコーヒーを飲みました。豊かなクレマと深い味わい、続く香りなどなど衝撃的な美味しさで、どの喫茶店のどのコーヒーよりも美味しいと感じました。

欧州に2年間住んでいた間、カフェではいつもカプチーノをいただいてました。お店によって味はさまざまでしたが、デパートのネスプレッソカフェでいただいたカプチーノがこれまた激烈においしかったのです。自分でもこんなにおいしいカプチーノを再現できるとあっては買わずにはいられません。

で、帰国してエアロチーノ3(ミルクウォーマー兼フォーマー)を購入しました。ミルクとして豆乳、低脂肪乳、普通の牛乳、「おいしい」牛乳といろいろ試しましたが「おいしい」牛乳が最もおいしかったです。甘みのある泡の下にまろやかに広がるミルク層、そしてぐっと引き締まったコーヒーの層。最後の1滴をゆっくりと味わうまで、至福は続きます。週末のあわただしい家事をこなした午後にゆっくりと頂くカプチーノは自分に対するご褒美なのです。

早朝のヨガ、風を受けながら自転車で走るスピード感、お日様で温められた洗濯物、どこかから聞こえる子供の笑い声、システム手帳に予定を書き込む、なんともまあ、シンプルだけどリッチな物はたくさんあるものですね。
昨日の記事の続きです。家事も極力シンプルに、頑張らず、継続可能な形にしています。

お掃除:後回しになりそうなトイレ、お風呂掃除は実際やってみると各々5分ほどで終わるので、ほぼ毎朝、出勤前にすませてしまいます。やらなかったら自分に嫌気を覚えながら一日をすごしちゃうし、やったら逆に爽快な気分になります。掃除機かけや拭き掃除はこれまた土曜日にまとめて。欧州に住んでた頃は旧型の重たく小回りが難しいダイソンを使っていましたが、新しく買った掃除機はとても軽やか。ハンディタイプではないものの、抱えて部屋を歩き回っても苦になりません。

洗車:鳩の爆撃をしょっちゅう受けており、気が付いたら水で流しています。今日は初めて全体を洗ってみました。自分で洗車するのは中学生の頃以来です。子供のころはお小遣い稼ぎのために実家の車を洗っていました。ルーフに手が届かなくて脚立に乗って洗っていたのですが、今ではドアを開けてヘリ(わかります?)に上るだけで半分以上に手が届きます。新鮮な感覚でした。

お洗濯:欧州型の洗濯機はいったい何をしてるのですか?と思うほど長々回り続けていました。最短90分から。しかし日本型の洗濯機は大体マックス40分。あっという間に終わります。週に2回ほどまわして部屋干し、週末はシーツなどを洗って外に干します。アイロンがけも以前ほど苦にならなくなりました。古いティファールのアイロンを使っていましたが、そのスチームの量に惚れて帰国後もティファールを購入しました。アイロン用のスプレー糊が無くてもびしっときまります。とても気持ちがいいです。

家計簿・郵便物の整頓:急ぎのもの以外はこれも週末にまとめてします。

日本を発つ前に当分帰国しないつもりで、長い間買い込んだたくさんの『便利グッズ』を処分していきました。でも実は最低限の道具さえあれば、こまごました物は必要なく、ただシンプルにやれば逆に楽だと気が付きました。もっともっとシンプルに生きれるよう無駄を省いていきたいです。
ようやく生活のリズムが整ってきました。帰国、引っ越し、いろいろなセットアップなどなどで帯状疱疹が出てしまい、毎日薬を飲みながらがんばりました。その甲斐あって住み心地の良い部屋に仕上がりました。

向こうで住んでいた頃の生活はシンプルでした。買い物は週末にまとめて市場で。食事は毎朝ほぼ同じメニュー。お昼はお弁当を持参(旦那サンドイッチ、私は朝ごはんの残り)。夜は焼き魚か鶏肉料理。土曜日は旦那がディナーを振る舞う日。掃除も洗濯も曜日を決めてごく簡単に。バスルームやや台所はほぼ毎日簡単に拭き掃除。

今も同じようにしています。幸い近所に野菜の産直市があり、土曜日は午前7時から開いています。種類は多くはないけれど、スーパーの半額から7割くらいの値段で綺麗な野菜が買えます。お魚はスーパーで。半額の値段がついているものを積極的に購入します。これは「エコ」だと自分に言い聞かせながら。古くなって誰も買わなかったら廃棄ですものね。半額だとしても実際鮮度は欧州の市場で買っていたものと比べてまだ新鮮なほうです。

野菜は買った日に下ごしらえをしています。大量に焼きナスを作り、ゴボウをササガキし、ネギを切りジャンジャン冷凍保存します。日本に帰ってもサンドイッチのお弁当を希望する旦那のため、パンは自宅で焼くようになりました。スーパーにはフワフワの食べごたえのないパンしかないからです。パンもスライスして冷凍しています。土曜日は鶏胸肉のハムも作ります。(クックパッドレシピ→ )薄くスライスしてこれも1回分ずつ冷凍しています。そのままサンドイッチにはさむと保冷剤代わりにもなる優れものです。

ほとんどの作業を土曜日に集中して行います。やり始めると結構楽しいです。仕事の緊張も少しずつほどけていく感じです。
日本に帰ってきて、思うこと。
みんな(昔の自分含む)何でそんなに遅くまで仕事してんの?
午後7時とか9時は当然!な空気満載です。

皆さん決して日中怠けているわけではなくて、むしろ欧州人の2倍速で仕事をしてます。ではなぜ仕事が終わらないのか。ひとえに設定した一日の仕事量が多すぎるのではないかと。

家に帰って晩ご飯を作って、食べて、食器を洗う。それだけで2時間かかります。以前はその時間がもったいない、と感じて我慢の限界まで仕事をしてよれよれになりながら帰宅途中に定食屋さんに入って何か食べて帰ってました。

しかし欧州生活で学びました。生きていることが素晴らしいのであって、仕事は生きる手段です。強迫観念に取りつかれて不可能な目標設定をしなくてもよいのです。

今日も午後5時半に(それでも精一杯がまんした)パソコンの電源を落とし、にこやかに「お先に失礼しまぁす」と職場を去りました。おうちでちょっとだけ仕事をして、午後9時からおやすみなさい。明日も良いパフォーマンスをするために。
日本に帰ってきました。ガラケーをスマホに変えたはいいものの、使い方がわからず四苦八苦しております。フルスロットルで生活基盤を整え、なんとかやっと全てが揃いました。

それにしても、もともと日本はこんなにもうるさい国だったのかしら?どのジャンルの小売店に行っても必ず『音』があります。大きな音量のBGM、呼び込みや販売員の声。聞きたくて聞いている音ではないものだからすごく疲れてしまいます。年を取ったのも一因かもしれません。

私の住んでいる町は随分田舎ではありますが、それでも県庁所在地は空気が埃っぽく感じました。車が多いせいでしょうか。圧倒的に緑も少ないです。なんだかむこうで日本の素晴らしいところを力説してきたけど、本当はどうなんだろう?いいところを見つけつつぼちぼちやっていこうと思います。
こちらでの生活ももうあと数日。食材や調味料を思いのほか破棄する量もほとんどなくきちんと終了できそうです。

こちらでは高いけど日本のモノは何でも買えました。お味噌、お醤油、出汁の素、昆布、わかめ、干しシイタケ、米酢などなどなど。おかげさまで特別ホームシックになることもなく今までやらなかった料理を楽しんでやることができました。

今日のお昼ご飯は最後の自炊です。ごはんにベーコン、ブロッコリー、芽キャベツを混ぜ込み電子レンジでチン!のチャーハン風片付けご飯です。ではありがたくいただきます。
スーツケースで持って帰る荷物を整えています。チェックイン4個、キャリーオン2個。

体重計に乗って自分の体重と一緒にスーツケースの重さを測り、ああでもないこうでもないと詰め直しをいています。日中そればっかりしていたら夕方はぐったりでした。日頃体を動かさないものですから。

いいワークアウトになりました。
帰国直前になって 地方税徴収のお手紙が来ました。封筒には大きく赤文字で「再再請求、必ず開封のこと!」と書かれています。

うちのアパート契約は税金も大家さん持ちなので、税金系の書類は速攻でスキャンして転送していて、初回、再請求のときも間違いなく送ったのですが大家さんまだ手続きをしていなかったようです。

まるで映画 () みたいな?スポンサー探さなきゃー。
旦那は周囲の人間関係にとても恵まれて責任ある仕事を任されています。10年間ラッキーが続くことはないと思うので、寡黙な努力がここぞというときにいい結果を引き寄せ、それが次につながっているのだと思います。

旦那の仕事の仕方、人との付き合い方を見ていると不器用だと思わずにはいられません。彼は頭が切れるタイプではないし、おあいそも言いません。どちらかというと悲観的な物の考え方をします。将来どんなふうになっていたいのかを聞いても「さあね、どうなってるんだろう」と言うばかりです。

でも旦那はとにかく努力家です。誰かに対してのアピールではなく、自分が納得するまで頑張り続けます。それが自己満足ではなくきちんと仕事として成り立っているところがすごいと思うのです。先日、米国のコンペティターに言われたそうです。「うちもやっと○○(旦那が提唱した論理)に手を付けることになりました。あなたより10年遅れですけど。」

10年前、旦那は小さな論文を書きました。それがアメリカの大きな施設で試されようとしている。何とも誇らしい限りです。将来はわからなくってもいいんです。ただ一緒に居られたら。
ある日のこと。運河遊びをしようと昼下がりに長蛇の列に並んでいました。その日は思いのほか暑くて、しかもボートは次々来るけどお客は乗せてもらえず。

我々夫婦の前で待っていたカップルがしびれを切らして、観光客と世間話をしていた係員に”What's going on?”と尋ねました。すると係員は”ははは、マービンゲイ!どうなってんだろうね、世の中!”と笑い飛ばしながら歌い始めました。

相手が切れる前に”ただちょっと混んでるだけだよ、皆待ってんじゃん、もうちょっとだよ。”と言いながらまたこちらの言葉で地元の人たちと話を再開しました。

カップルはしばらく無言でしたが(ちょっとひやひや)その後すぐにボートに乗れたのでよかったです。

エバーグリーンのこの曲です 
日本では必ずや投書の対象でしょう、でも私は好き、こんな皮肉。