MAY 2013

神戸ルール/中経出版
¥1,000
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職場の同僚から借りた。同僚は今年4月に神戸に転勤になったばかり。これまでずっと東京暮らしだったらしく、神戸になじむために!と思って買ったらしい。

彼曰く、神戸に来た日が浅すぎて、読んでもよくわかんなかったとのこと。
確かに、私は神戸に住んで2年1ヶ月が過ぎたが、知らないネタも結構あった。これは神戸っ子が自分のアイデンティティーを再確認するための本だ。

実際、神戸っ子に聞くと書いてあることは大抵ホントらしい。
隣に座っている別の同僚は生まれてこの方30年以上神戸に住んでいて、この本に書いてある通りだ、と言っていた。

それって典型的すぎるんちゃうか。。とも思うけど、神戸っ子は神戸っ子らしさに自信を持っているから、本の通りのコテコテの神戸人であるのがいいみたい。

でもそもそもコテコテの神戸っ子というのは、定義が難しいらしい。新しいものを取り入れて柔軟に姿を変えていく寛容さが神戸のいい点でもある。周りに押し付けたり、対抗意識を燃やしたり、とかそういう意識も無い。おっとり、さっぱり、新参者も快く受け入れ、あまりこだわらないという気風らしい。
さすが港町。日本初というものがたくさんあるのもうなずける。

あと10年くらい住んだら、この本の中身もわかるようになるかなーとも思うけど、その頃にはまた神戸の街や雰囲気も変わっているのかも。
でも海と山に囲まれたコンパクトなこの土地の住みやすさは変わらないだろうね。
本当に住みやすくって、最高です。神戸。