November 2005



宮部みゆきは、ぴもーの母君のおすすめ☆宮部みゆきの本は家にたくさんあるんだけど、結構重厚な作品が多い中で、これは軽い感じで読みやすそうに思ったから手に取った。昔『レベル7』を読んだ時は推理が複雑でちょっとトロぴもーにはよくわからない部分があって以来、やや抵抗があった。


主人公は中学1年生。ある日、主人公の母親が見知らぬ男の5億円の遺産相続を受けることになるというのが発端で、そこからいろんな事件が起こる。


主人公が登場人物にいかにも中学生らしいニックネームをつけて呼んでいるのも楽しい。主人公の同級生の友人がめちゃキレる奴なんだけど、それがやや憎らしい(-"-;)冷めてて将棋がスゴ腕で、皮肉屋で一匹狼みたいな・・・そんな中学生いてたまるかぁ!と思うところはかなりあった。ぴもーは年若くして賢い人に妙な嫉妬を感じる傾向があるなぁ(笑)まぁでも中学生らしい多感な主人公といいコンビなのは確か


主人公出生の秘密、母親の過去、父親の不倫、急に金持ちになった戸惑い・・・推理小説だけど、主人公の感情もよく伝わってきて、一気に読み進められた。


なんといっても結末がとてもよい。推理小説でこんなに素敵な終わり方をする話をぴもーは知らない。


それから余談だけど、この↓単行本にはパラパラ漫画が付いてます(笑)


宮部 みゆき
今夜は眠れない