辻 仁成
そこに僕はいた

November 2005



これは辻仁成のエッセイ?自伝短編集かな?ぴもーはそれまで辻仁成を知らなかったので、これを読んでいくうちに、「ロックもやって小説も書いて、映画監督もやっちゃうんだぁ~、すごいのぉ。。。」と感心した。でも後で誰かに「辻仁成って知ってる?」って聞いたらみんなちゃんと知ってた。ぴもーがまだまだだったようだ(笑)


内容は結構、思春期の頃の話で、やたらと主人公(つまり辻仁成)がかっこいい感じがした。いや、モテたなんてことは書いてないし、結構ヒネたところもあるんだけど、それがかえって女にモテそうな感じなんだよねぇ。モテない者としては反感を覚えた(笑)・・ってことはないけど、なんだか違和感を感じた。


年代が違うのもあるし、ぴもーとは明らかに生活環境が違うから当然なんだけど。自分のことなのに一歩下がってるっていうかわりとクールなんだよね。思春期ってもっとドロドロしてもっとかっこ悪いもんじゃないかなーなんてちょっと思った。


たぶんほんとにかっこいい感じの人なんだろうなぁ。スマートじゃないぴもーとしては共感できることがあまりないけど、そういう種類の人もいるんだなー。


たぶん自伝というものを書くのって難しいだろうからやたらと飾ってしまったのかもしれないし、振り返ってみると自分を美化してしまうものかもしれないし。過去に対する認識っていうのは常に変化してるものだから。

普通の小説読んでみたらまた印象変わるかも☆映画も観てみたいなー。