June 2004 No.2

実家に帰ったときに兄の机にあったのを拝借して数時間で読んでしまった。ぴもーが連続して本を読み終わってしまうのはすごく珍しい。特別おもしろいって感じではなかったけど・・・。

主人公(女・・名前は忘れた)の気持ちは痛いくらいに伝わった。ちょっとありえないシチュエーションではあったけど、家族のちょっとした言動に対する憤りとか家族だからげんなりする気持ちもよくわかった。陶芸家の変なじーさんに素直に裸を見せたりする気持ちはよくわかんなかったけど、でもきっといろんなことに追い詰められてると見ず知らずの不思議な人のほうによっかかりたくなるんかな。とにかくなぜか興奮する場面だった。本当にあーいう状況であーいうじーさんがいたら「好きにしてください」って思っちゃうのかもしれん・・・ひょっとしたら。

いろんな恥をさらしながらも頑張って生きてる主人公にせつなくなっちゃう話でした。ぴもーも頑張って生きよう☆


著者: 柳 美里
タイトル: 家族シネマ