こんにちは。
ずっと前に自分がアトピーであることを書きました。
アトピーの治療も進化していて以前までは対症療法的にステロイドを塗るような治療が一般的でした。しかしながら、これは今起こっているかゆみや炎症を抑えているにすぎず、根本的な解決には至りません。ですが、2020年ごろから、アトピーを根本的に直すような注射の薬ができてきました。いくつか種類はありますが、デュピクセントという薬が一番多く使われています。
効果はとても高く、かゆみや皮膚状態がすこぶるよくなりました。いままでのステロイドとは違い、とても効果を感じています。
自分で2週間に1度打ちます。打ち始めてから1週間程度で効果がでて、かゆみ、皮疹もなくなりました。
2022年の8月ごろから打ち始めて、2週間に1回のスケジュールも守れて順調に打つことができ、効果も感じていました。しかし、2024年6月ごろから、目の充血を人から指摘されるようになりました。特に1日ぶっ続けで働く当直業務の際に人から「目が赤いの大丈夫?」といわれることがおおくなりました.
それが日に日にひどくなっていきました。お酒を飲んだ時など、血行が良くなるようなことがあると、目が赤くなり、腫れを感じ。夜風呂上りは、目が真っ赤になり、かゆいというか目がパンパンに腫れている感じがしました。そのような状態が続き、目の感染症の可能性もあるので、眼科を受診。
眼科では原因がよくわからず、ウイルスの検査も陰性で、目の診察で眼球にアイシャドウがたくさんついてしまっていることから、アイシャドウに含まれる金属による金属アレルギーではないかといわれ、ステロイド点眼薬と抗菌点眼薬を処方されました。
点眼薬を1週間程度使用して症状はずいぶんよくなりました。
ですが、1か月くらいするとまた、目が赤くなってきました。その時は病院内で流行性角結膜炎が流行っていたこともあり、また、眼科を受診。また、ウイルスの検査も陰性。原因はわからず、また、同じ、ステロイド点眼薬と抗菌点眼薬を処方されました。
症状はどんどん悪化。朝起きたときに目ヤニがつき、目が真っ赤に。日中も目が赤い時期が続き、人からの指摘も多くなりました。市販の充血用の点眼薬と使ってもよくならず、海外で使用されている充血薬を輸入し使っていました。
原因もわからずもやもやしていましが、皮膚科の3か月に1回の診察で充血を相談したら、デュピクセントのよる結膜炎といわれました。アトピーに対しての効果のほうが、結膜炎の副作用よりも重要であり、デュピクセントはそのまま継続しました。
アトピーを抑える経路で涙の産生も抑えられてしまうために、目が乾きやすくなり、結膜炎が起こるそうです。デュピクセント使用の副作用として比較的頻度の高いものであり、3割程度の人で生じているというデータもあるそうです。実際にデュピクセントを作っている製薬会社の人と話す機会もあり、聞いてみましたが、結膜炎は多いとのことです。
半年ほど充血が改善せず、アトピーの調子もいいので、皮膚科の先生と相談して、2週間に1回の注射を3週間に1回になりました。
デュピクセントは使える年齢や使える疾患も広がってきています。とてもいい薬でアトピーの友達にはおすすめした、みんなよくなっています。
うまく付き合っていければいいと思っています。