こんばんは!ぴもです。
前回までで医学部6年間に学業にかかった金額を洗い出してみました。
おおよそ400万でしたね。これは削るのは困難な、医学部に入学してから最低限必要となる金額です。
テキストや実習着、聴診器などを先輩からもらったり、オンライン予備校に通わなかったりすれば削ることは可能ですが、これをしている人はほとんど見ません。少なくとも私の周りではいませんでした。
今回は、医学部に関する金銭事情を書いてみます。
2年分多く学費を払う
そもそも医学部は6年間通う必要があるので、ほかの4年生の学部の比べると少なくとも2年分は多く学費を払う必要があります。その点、医学部は国立大学であっても割高になります。さらに、医学部は進級が厳しく、他学部に比べて留年率も高くなります。留年した分だけ学費を多く払い、また社会に出るもの遅くなります。
iPadがないと医学部生活は無理!?
医学部に限らず、大学生はレポート課題が多く、たいていレポートはパソコンを使って書きます。
なので、大学入学の際に、生協などに勧められてノートパソコンを購入する学生は多いと思います。ただ、大学には、図書館などにパソコンがあり、それを使ってレポートを書くことも可能なので、パソコンを買わない学生もいます。また、実家暮らしで、家にデスクトップパソコンがあるから、ノートパソコンは買わないという学生もいます。私の友達でもいました。なので、パソコンは必要ではあるが、買わなくても何とかなります。
パソコンよりもiPadが必要となってきます。医師国家試験の勉強をするのに、オンライン予備校をほとんどの学生が使っていますが、iPadで学習しやすいように作られています。医学に関する本なども、PDFでの販売があります。
iPad1台で多くの冊子を持ち歩くことができるので、とても便利です。
医師国家試験過去問の問題集なども、アプリでこたえられるようなものもあります。医師国家試験の勉強において、いまやiPadは欠かせないものになっています。iPadもいろいろなグレードがありますが、10万越えのProを使っている友達も少なくなかったです。
多くの人は、パソコンとiPadを両方持っていました。なので、これらの代金も医学部生活に必須ともいえるでしょう。20万弱ですかね。
急な出費も
①、②でも書きましたが、在学中CBT、OSCEと呼ばれる試験があり、これを受けて受からないと進級ができません。これらの受験料は2万円を超えます。しかも、それを3日後までに振り込んでくださいと言われます。割と学生にはきつい出費です😢
ワクチン接種も同じです。〇日後までに振り込んでください。でないとワクチン接種できませんという具合です。
急な割と高額な出費がそこそこあります。ただ、全員がきちんと期限までに支払います。
裕福な学生が多い
私が医学部の友人に関して思うのは、裕福な学生が多いということです。お金が払えず、水道止められた、ガス止められたなどといった貧乏エピソードは聞いたことがありません。(私は支払い忘れてガスを止められたことはあります💦)
また、大学の掲示板に、学費が払えない人は除籍になります。といった警告がよく張り出されていますが、そういった理由で除籍になった学生は医学部ではいません。
だたし、奨学金をもらっている学生はいます。医学部は何かと奨学金がもらいやすいです。病院が奨学金をくれることもあり、奨学金をもらった年数その病院に勤務することで、返済が免除されます。病院によりますが、私の友人は月12~18万円奨学金を病院からもらっていました。年間150万前後もらえてました。
私の大学では、学士編入という大学を一度卒業した人が医学部に編入できる制度をとっています。社会人枠のようなもので、そういった人たちは、親からの援助なしに社会人時代の貯金と奨学金で金銭の工面をしていました。
国立大学であれば、医学部に入ってしまえば、様々な制度があるので、学費や勉強にかかる費用が工面できます。
生活費は?
最後に、生活費に関してです。これは完全に個人差があります。
私は、学費と家賃、光熱費、水道代、スマホ代、食費などを親に支払ってもらっていました。家賃は月5万円程度、光熱費は月3000円、水道代は月2000円、スマホ代は月6000円程度で推移し、食費代として月3万円をもらっていました。つまり、ひと月で約10万円親に負担してもらっていました。1年で120万円。6年間で720万円です。私は、この720万と学費約350万円を親に援助してもらいました。6年間で約1200万。1年間で約200万円です。
私の家庭は、いわゆるサラリーマン家庭で、医者ではありません。両親は共働きです。詳しく親の年収などを聞いたことはありませんが、何かの際に世帯年収を書くことがあり、親に聞いたら、両親の年収を合わせて1000万を少し超えているくらいでした。兄弟も私を含めて3人で、お金に困ったことはありませんが、お金持ちでなんでも買ってもらえるというわけではありませんでした。ですが、両親は私の勉強にお金をかけることを惜しまず、お金を理由に勉強をあきらめてはいけないという考えで、私を育ててくれました。
6年間を振り返ると、親にはとても支えてもらったことがよくわかりました。とてもありがたいです。
医学部を目指す皆さんの参考になれば幸いです。