こんばんわ。ぴもです。
自粛も明けて、普通の生活が戻りつつありますね。
感染者が少なくなっているから自粛を解けば、感染者が増えるといういたちごっこが続きます。
ワクチンができるまで、これを繰り返していくのでしょう。
でも、世界ではまだまだ、感染が拡大しているので、日本でも感染が爆発的に拡大する可能性はゼロではありませんね。

私も都道府県をまたぐ移動が可能になったので、飛行機にのりました。
半年ぶりです。空港に行くのに、鉄道を乗ったのですが、鉄道すら乗るのは半年ぶりです。コロナウイルスの流行があってから、
初めて人混みという人混みに行くことになり、鉄道に乗る前にとても緊張しました。

空港は飛んでいる飛行機が少ないので、人も少なくすいていました。
空港のチャックイン、保安検査もソーシャルディスタンス。
ですが、機内に入ると、ぎゅうぎゅう。
三つ並びの座席が2列あるような飛行機だったんですが、てっきり、一つ飛ばしに座ると思いきや。
満員です。いままでソーシャルディスタンスを守った意味はあまりない気が。。。

私は三つ並びの座席の通路側。先に真ん中の席に五十代の男の人。窓側の席の人は、二十代の女の人。
私は、飛行機ではだいたい寝てしまうので、飛行機が動く前にもう目をつぶって寝る準備。
すると、男の人が窓側の女の人に、「携帯使えませんよ」。結構きつめにいいました。目を開けてみると、女の人はそれを無視。
スマホをいじり続けます。ちょっと不穏な空気が。
添乗員さんがベルトなどを確認しに機内を見回っていたとき、男の人が、添乗員さんに「この人が携帯を使ってるんです」。
また、きつめな口調で、女の人の行動を非難しました。
すると、すぐさま女の人のひとが、機内モードであることをつたえ、添乗員さんもご協力ありがとうございます。と去っていきました。

この男の人の行動って、最近話題になっている「自粛警察」に通じる所があると思いました。
自分の知識が正しいと信じ、正義感をかさに人を非難する。


だた、たぶんこの男の人が女の人を非難したのは、単にこの女の人がスマホをいじっていたという理由だけではないのでしょう。
実は、この窓際の女の人、かなり遅めに登場したんです。窓側なので早めに搭乗案内されていたのに、私が座ってから
結構時間が経ってからのってきました。座って居る私たちは女の人が座るために一旦立ち上がらないといけなかったのですが、
男の人はすっごいうざそうな雰囲気でした。その時点で、男の人はいらだっていたのがわかります。
そこに、ルールを守ってないのをみて、強い非難の気持ちに。そして、無視されたのでより怒りが。

自粛警察と呼ばれる人たちの正体が少しわかった気がします。
自粛警察と呼ばれる人たちは、「非常識だ」「人の事を考えて」と非難をします。
ただ、非常識な人や傍若無人な人に対して、それを注意することは本来は褒められもすることだと思います。
でも、自粛警察とよばれ、褒められるどころか非難されているのは、
自粛警察が相手を非難するときに根拠としている「常識」や「知識」が間違っていたり、世間からしたらずれているものだからではないでしょうか。


自粛警察のやっかいなところは、そこです。
相手の非常識や思いやりのなさを非難するが、自分が非常識でおもいやりがないことに気付いてないんです。


最近はマスク警察ともいわれる人たちが出現し、話題になっていますが、
マスクをしない人に対していらだちを覚えるのもわかりますが、一度どうしてその人がマスクを付けないのに想いを巡らしてもいいのではないのでしょうか。

今回の飛行機での出来事で、
コロナよりもイライラの方がずっと人に移りやすく、そして治すのが難しいと思いました。
3密が成立するような空間に入る時は、検温をされますが、イライラしないかを確かめる方法もあるといいですね。