こんにちは。ぴもです。緊急事態宣言がついに出されましたね。
医療崩壊に面している医療機関がたくさんあるということです。
Twitterなどを見ているとあまり信憑性のない情報や特定のだれを非難するような文言を目にします。
みんなの心に余裕がなくなってきていますね。
GW明けまで頑張りましょう。
学徒出陣状態のイタリア
イタリアでコロナウイルスが猛威を振るっていますね。医療崩壊が起こってしまっているそうですね。医者や看護師、医療機関が足りずにまともにコロナウイルスの患者を治療できないという状態です。
日本もその可能性があるために、緊急事態宣言が出されたのしょう。
医療崩壊が起こっているイタリアでは、医学生が試験免除で医師として医療現場に駆り出されているそうです。
このニュースを受けてか親たちから、あなたは大丈夫かと聞かれたりしました。
まだ半人前の医学部生が現場に出ないといけないほどイタリアの医療事情が悪いことがわかりますね。
日本の医学部生が抱える全く逆の問題
私たち日本の医学部生はイタリアの医学部生とは全く逆の問題に直面しています。
大量留年です。
京都産業大学の学生や慶応大学病院の研修医が懇親会でクラスターを発生させてしまったように、大学生や研修医が感染拡大をになってしまったという事態が起きてしまった以上、学生が実習に参加することに対して、大学側も厚生労働省も文部科学省も慎重になると思われます。
実習が再開されないとなると、医師になるために必修とされている実習を履修しきっていない学生が出てきます。私たちのことですね。そうなると、単位がとれてないために、進級させてもらえません。
私たちは、大量留年の危機にさらされています。
大量留年が実際に起こったら?
医学部生は、座学を終え、CBTとOSCEという仮免許試験のようなものに合格したら、実習に出ることができます。
座学は映像授業などで行えるそうなので、単位の認定が可能です。そのために、下の学年は進級することができます。
ですが、実習はそうはいきません。
もし私たちの学年が実習が再開できず、留年したら、来年実習する人数が留年した学年と進級した学年の2倍になります。
人が2倍になってしまったら、一人一人が実習でやらせてもらえることがすくなくなってしまいます。実習の内容が薄くなってしまいます。
また、どの大学でも留年が起こったら、3年後に新しく医師になる人がいなくなります。
そしてその次の年に、2倍になります。
研修医はまだ、医師として半人前でいつも、指導医と呼ばれる医師にアドバイスをもらいながら、医療行為を行います。研修はどんな病院でもできるわけではなく、指導医がいて、きちんと指導ができると、国が定めた病院で、国が定めた人数で行われます。
もし、1学年だけ人数が2倍になったら、すべての研修医を受け入れることができなくなる可能性が出てきます。
コロナのより医療崩壊が防げても、数年後、別の問題による医療崩壊が起こる可能性が出てきます。
なにかしらの対策を
私たちは、いま、実習ができずに困っています。
正直、コロナウイルスがいつ収まるかわかりません。このまま、コロナウイルスが克服できない世界になっていく可能性もあります。
医学部に入学し、実習を通して、医療にかかわってきました。コロナウイルスにより、
たくさんの人が苦しみ、なくなっているのを聞いて、とても複雑な気持ちになります。
医療にかかわっていながら、有事にはなにもできない自分たちの無力さがもどかしいです。
長い文章お読みいただきありがとうございました。ではまた✋