こんにちは。ぴもです。

寒くなってきましたね。12月に入ったら大掃除の時期ですね。みなさんは大掃除はじめてましたか?私も、いつもできてない掃除をしようと思いますが、やはり一人は大変です。

 

<私のおじいちゃんについて>

私には、90歳近い祖父がいます。糖尿病と高血圧を長いこと患っていますが、基本的には、薬でコントロールできています。

60歳の時に糖尿病と診断されたのですが、診断されたとたん、ショックだったらしく、治療のためにダイエットをはじめてみるみる痩せていってしまい、なんか悪い病気になったのではないかと心配されたほどストイックなひとです。ちなみに、このとき私は、幼かったので記憶がなく、父が「おじいちゃん、糖尿病っていわれたとたんに、どんどん痩せていって本当にびっくりした」と話すので、その当時の写真をみたら、たしかに、短期間でかなり痩せていました。

祖父は、80歳くらいまでは、私が小学生の時に、作業をしていて屋根から落ち足の骨(どの骨かは記憶にないです)を折って入院したのが、大きい病気という感じでそれ以外大きな病気をしたことがありませんでした。

祖父自身の兄弟は、癌などでなくなっていますが、祖父自身は、いまのところ癌と診断されたことがなく、その年齢としては、かなり元気な方でした。

 

 

<80歳という境目>

元気な祖父ですが、80歳を超えたあたりからだんだんと体に不調が多くなってきました。

軽い心筋梗塞になり、心臓にカテーテルを入れたり、胸椎圧迫骨折で入院したら、それに引き続き肺炎で入院したり、軽い脳梗塞で倒れて救急車で運ばれたりがここ数年立て続けにおこりました。電話をするといつもどこかしらの調子が悪いと嘆いています。

それでも、自分で歩いて、着替え、ご飯を食べることができて、年齢を考えると病気をしてもなお元気な方ではないかなと思っています。

 

<腰椎圧迫骨折は死に至る>

祖父は、腰椎圧迫骨折をしました。腰椎圧迫骨折とは、年齢などが原因で骨がもろくなってしまい、骨が折れてしまうことです。

けがした時の骨折とは違い、じわじわと骨にひびが入っていくので、気づかれにくいです。骨がもろくなる病気である骨粗しょう症の重要な症状として、腰椎圧迫骨折が挙げられます。腰椎とは、背骨の腰部分の5つの骨の総称です。背骨は、身体を支える骨なので、力がとてもかかっています。そのなかでも、腰の骨は特に力がかかり、自然と圧迫骨折を起こしやすいです。折れやすいけど、気づかれにくい。そんな病気が腰椎圧迫骨折です。

祖父の場合、なんか腰が痛いなと思って、病院に行って検査をしたら、腰椎圧迫骨折と言われたそうです。

腰椎圧迫骨折になると、背中の骨が痛みます。なので、立ち上がったりするのが大変になります。そうなると、できるだけそれを避けるようになり、寝たきりになりがちです。

寝たきりになると、床ずれが起こったり、血の巡りが悪くなり、血栓ができやすくなり、肺梗塞や脳梗塞になってしまったりします。

なので、腰椎圧迫骨折は、死をもたらすコワイ病気なのです。

 

<介護ベッドを使うことに>

腰椎圧迫骨折と診断されたために、祖父は、介護ベッドを使うことになりました。介護ベッドは、病院にあるような、背もたれのリクライニングがリモコンででき、まわりにはさくがついているベッドです。介護保険制度を使い、介護認定調査を受け、認定がもらえると安くレンタルすることができます。

いままで祖父は布団を敷いて寝ていたのですが、ベッドになり、部屋がぐっと狭くなりました。ベッドが場所をとるせいで作業机の椅子が引けずに椅子と机の間に身体を押し込むようにして座っています。

相当不便なようですが、祖父はよほど模様替えをしたくないのか、別に不便ではないといいはっていましたが、よくよく話を聞いてみると、ものを捨てたくない、模様替えをする体力がないといったことでした。

体力に関しては、孫である私たちが協力することで納得してくれましたが、問題は、モノをすてることです。

「あれとかもう捨てていいんじゃない?もしくは、もう物置においてもいいんじゃない」と私がいうと、あれは思い出だから近くに置いておきたいと言います。

部屋にあるすべての物に対してその調子です。

祖父が残りの人生を思い出のいっぱい詰まった部屋で過ごしたい気持ちはよくわかります。でも、部屋が狭く、祖父自身がそのせいで活動を制限させます。転倒の可能性もあがります。無理な体勢でいて体を痛める可能性もあります。若いときにはなんでもないケガや傷は、いまの祖父にとっては命取りになります。

 

<誰が言うかが大切>

私の家系では、まだ見習の立場ですが、私が唯一の医療関係者です。祖父にとっては、医学部に受かった自慢の孫ということになっています。祖父にとっての娘である私の母が祖父に何をいっても聞く耳を持ちません。むしろ、反発します。同じことでも、私がいうと「ぴもちゃんが言うのだから、お医者さんが言うのだからそうしような」と言って絶対ではないですが、聞き入れてもらえることが多いです。

祖父も私が説得をして、部屋にあるものをいくつか処分してくれることになりました。

「あれは、もう何年間も見てないし、最悪またほしくなったら私が買ってくるよ」そういうと祖父も納得してくれました。

もちろん説得したからには、私が手伝う必要があります。なので、この冬は自分の家の大掃除もほどほどにして、祖父の家に行って大掃除を手伝うことになりました。

どのくらいはかどるかはわかりません。がんばろう。

長い文章お読みいただきありがとうございました。ではまた✋