著書  :自転しながら公転する

著者  :山本文緒

 

レーベル:新潮文庫

ページ数:664ページ

 

 

 

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年末に同名ドラマを見て

それがすごく好きで。

 

でも

「原作ファンだからあまり・・・」

っていうレビューを見かけて。

 

原作と映像化の乖離についても話題になってたし。

この本は著者の遺作だし。

 

ということで読んでみた。

 

 

 

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結論から言うと

ドラマは結構原作に忠実なんだなぁ

という印象を受けた。

 

ただ

ドラマでは描かれていない部分はある。

 

 

 

・主人公が巨乳なこと

・今の職場でのパワハラやセクハラ

・前の職場を辞めたもうひとつの理由

・貫一の同級生の失礼な発言

 

 

 

恐らく

原作ファンの人たちはこのあたりが響いたのかな?

 

仕事を一生懸命頑張っている人たちなのかもしれない。

 

私は適当40女なので

セクハラはあまり気にならない。

というか、されない。

 

パワハラされたらパワハラし返すかもしれん。

 

 

 

もういつ死んでもいいやぁ

って気持ちになっちゃってるから

仕事も別に辞めてもいいよ。

 

貯金はそこそこあるし。

 

高校を卒業してからずっと今の職場だから

違うことできてラッキー、くらいに思うかもしれん。

 

突然私が辞めたら困ることもそれなりにあるだろうから

せいぜいあたふたしてほしい。

 

 

 

たぶん辞めないけど。

 

辞めるの面倒だし

新しい職を探すのも面倒。

そういうの未経験なので。

 

新しいこと始めるの嫌だ!

 

 

 

辞めたい気持ちもある!

今の上司が大嫌いだーー!!

 

本当に辞めたい理由はこれだけ。

 

 

 

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さて。

私のドラマの感想です。

 

◤自転しながら公転する(ドラマ)◢

 

 

 

ドラマを先に見ちゃってるもんだから

原作を読んでても貫一が藤原季節に変換されて読んじゃうのよ。

かっこいいのよ。

 

30歳を過ぎて無免許運転する奴なんか絶対嫌なのに。

絶対ダメなのに。

かっこいい。

悔しい。

 

 

 

だけど

いくら藤原季節でも

 

「会いたかった、ていうかやりたかった」

 

これは眉を顰めるほど不快。

ドラマでも相当不快だった。

 

 

 

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小説の方が良い、

なんてことは特になく

ドラマも小説も面白かったです。

 

少々厚めな本だけど

サラサラスラスラとあっという間に読んじゃった。

とても読み易かった。

 

 

 

プロローグ&エピローグ要る要らない論争が起きてるっぽいけど

どっちでもいいかな。

 

なくても大丈夫だけど

ドラマ見てから読み始めると「は?」とはなる。

 

著者が必要と思ったんだから必要なんでしょう。

なくてもいいけど。

 

 

 

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