■FX(外国為替証拠金取引)投資の裏
法規すれすれのFX取引も出てきて、一部のFX投資家の
間で問題になっています。
それは、ストップ狩りと呼ばれる、FX取引です。
ストップ狩りの手法を、おおざっぱに言えば、
わざとらしく指値のオーダーが大量に入っている
レートへ、あたかもタッチするかのように取引
させる行為です。
アブナイ取引と言いつつ、ファンドなどの玄人の
投資家がよくやっているのですよね。
このカラクリの例を、わかりやすく挙げましょう。
例えば、ドル⇔円が99円で、98円に大きな
ストップ=損切りが予想されるケース。
当然ながら、売り注文が多くなると、値段は余計に
下がっていきます。
ですから、ここで、98.50円でたくさん売り注文を
入れます。
でもって、98円まで下がればそこにあるストップが
約定します。
ここでのストップはもちろん「売り」なので、値段は
さらに下がって、98.50円で売った場合、大きな利益が
転がり込んでくる結果になる、というわけなのです。
まあ、この小細工が、みんな首尾よくいくとは、
限りませんが。
FX取引では、ままある話なのです。この種の
ストップ狩りは、まだ、かわいいもんなのだ
そうです。
より悪質な?!ストップ狩りが、問題なんだそうです。
このFX取引は、FX投資家が、かかえている顧客の
ストップをとりつけるために、わざとレートを動か
してしまう操作をするのです。
前述の例ですと、ドル⇔円が98.50円付近で推移して
いる時に、顧客のストップが98円付近に多くあった
場合、瞬間的にレートを下げて、そのストップを、
いくぶん強引に約定させてしまうというものです。
それで、FX投資家のサイドでは、98.50円付近で
カバー取引をするので、濡れ手に粟という感じで
利益を上げるのです。
いやはや、そこまでするか?という感じですが。
当然、他の良心的な?!FX投資家のレートと比べた場合、
見え見えに不自然になってしまいます。
ですので、まっ昼間なら、待ったがかかるでしょうが、
このあざといFX取引は真夜中など、顧客&他の
良心的な?!FX投資家が、寝しずまっている時間に
されてしまうのです。
おそらくFX業者は、夜勤のスタッフでも雇っている
のでしょうか?
と、勘繰りしたくなります。その所詮FXは、
ゼロサムゲーム。
FX業者がどんなレートを提示していくかは、自由です。
が、なんだかなあ、というテクニックだと
思いませんか?
FX業界関係者の間では、ブラックなFX会社は、
わかっているだけで数社ほどあるとささやかれて
います。
FX取引の正当性が問題になっています。