【FX(外国為替証拠金取引)】 -180ページ目

■FX(外国為替証拠金取引)投資の裏


法規すれすれのFX取引も出てきて、一部のFX投資家の

間で問題になっています。

それは、ストップ狩りと呼ばれる、FX取引です。

ストップ狩りの手法を、おおざっぱに言えば、

わざとらしく指値のオーダーが大量に入っている

レートへ、あたかもタッチするかのように取引

させる行為です。

アブナイ取引と言いつつ、ファンドなどの玄人の

投資家がよくやっているのですよね。

このカラクリの例を、わかりやすく挙げましょう。

例えば、ドル⇔円が99円で、98円に大きな

ストップ=損切りが予想されるケース。

当然ながら、売り注文が多くなると、値段は余計に

下がっていきます。

ですから、ここで、98.50円でたくさん売り注文を

入れます。

でもって、98円まで下がればそこにあるストップが

約定します。

ここでのストップはもちろん「売り」なので、値段は

さらに下がって、98.50円で売った場合、大きな利益が

転がり込んでくる結果になる、というわけなのです。

まあ、この小細工が、みんな首尾よくいくとは、

限りませんが。

FX取引では、ままある話なのです。この種の

ストップ狩りは、まだ、かわいいもんなのだ

そうです。

より悪質な?!ストップ狩りが、問題なんだそうです。

このFX取引は、FX投資家が、かかえている顧客の

ストップをとりつけるために、わざとレートを動か

してしまう操作をするのです。

前述の例ですと、ドル⇔円が98.50円付近で推移して

いる時に、顧客のストップが98円付近に多くあった

場合、瞬間的にレートを下げて、そのストップを、

いくぶん強引に約定させてしまうというものです。

それで、FX投資家のサイドでは、98.50円付近で

カバー取引をするので、濡れ手に粟という感じで

利益を上げるのです。

いやはや、そこまでするか?という感じですが。

当然、他の良心的な?!FX投資家のレートと比べた場合、

見え見えに不自然になってしまいます。

ですので、まっ昼間なら、待ったがかかるでしょうが、

このあざといFX取引は真夜中など、顧客&他の

良心的な?!FX投資家が、寝しずまっている時間に

されてしまうのです。

おそらくFX業者は、夜勤のスタッフでも雇っている

のでしょうか?

と、勘繰りしたくなります。その所詮FXは、

ゼロサムゲーム。

FX業者がどんなレートを提示していくかは、自由です。

が、なんだかなあ、というテクニックだと

思いませんか?

FX業界関係者の間では、ブラックなFX会社は、

わかっているだけで数社ほどあるとささやかれて

います。

FX取引の正当性が問題になっています。