黒革と白い粉
→黒と白1.
→黒と白10
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黒革と白い粉11
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深夜遅くまで麦の部屋で過ごし
そのまま雑魚寝するつもりで居たが
事務所からの連絡が入り、急遽戻る事となった
停めていたバイクが気になったが相当に飲んでいた為に、そのまま置いて行き。外でタクシーを拾うつもりで歩き大きめの国道まで歩こうとした
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｢ めちゃ飲んだぁ～身体も熱いです ｣
麦は想像していた以上に料理が上手く
限られた調味料と食材で目の前の皿が空になれば作ってくれて
大根だけだと思っていたのに
鶏肉の皮を水分がなくなるまで軽い塩で焼き
それに大根の葉を乾煎りし、味噌を焼いた物でかるく合えたり
同じ物で食感が全く違う
オレはその度に日本酒だけじゃ気に食わず
代金を払い大さんのところからビールやワインなどを買い入れた
｢ 翔くんなにしてんの、宴会？ ｣
｢ いや・・まぁ、そんなところです ｣
何度めかの買い入れで
大さんはそう笑い、店にも食べに来てよと誘ってくれる
今夜は麦の手料理を楽しみたい
だから、苦笑いするとまた今度来ますと酒を手に部屋へと戻った
階段を酔っていたが
しっかりと踏み出そうとした時に
背中に誰かの視線を感じた気がし
バイクの確認をするつもりで戻ると確かにアパートの入口近く
隣接する壁の側に革靴のような物が見えた
気のせいかもしれない、だから少し間の抜けたような声を出しながら
身体をゆっくりと伸ばす振りで前の車道へと出てみる
しかし、そこには見えた気がした誰の姿も無く。遠くを暫く眺めていたが、人一人、歩く姿も見当たらなかった
そのまま気のせいかと部屋に戻ろうとした時、
鼻に付く強い匂いを感じ、アパート横の細い路地に目をやれば
数本まだ冬の寒さに煙を細く上げる煙草の殻が残っていた
やはり誰か居たらしい
しばらくそこで店の軽トラにもたれ
何かが動くような気配もなく
オレは近くに置いてあった泥除けマットを車と壁の間に敷くと
その下に倉庫に重ねて置いてあった
木目、平たいマドラーを軽く踏めば折れる形で組むように置いて部屋に戻った
部屋に戻れば麦は気持ち良さそうに寝ており
持って来たシェラフをその隣で敷くと、手の平で薄い身体を転がしその中に放り込む
｢ 痛ぁ ・・ ｣
突然に転がされ、うつぶせにされたから
顔が真下になり鼻がつぶれる形になったようで
先ほどの影が気になるも
思わず笑みがこぼれてその肩をそっと直そうとした
身体は細いがタッパがある為に上手く起せず
襟足の裏と膝の下に腕を入れて角度を変えようとして
自分の膝がシェラフのナイロン生地でそのまま麦の上に倒れこんでしまう
｢ ぁ ・・ ｣
思わず乗り上げてしまう状態に
すぐに体勢を戻そうとした時に長く細い腕がオレを止めた
抱き寄せて腕の中に入れるように
そっと頭ごと引き寄せられる
｢ 翔さん温かい、もっと ｣
大の大人が、何をしてるか。そう思う暇も無く
そっと背中がシェラフに傾き麦の膝が自分の膝の間に差し込まれた
｢ 麦？ ｣
｢ もう少し、こんな温かいの久しぶり。つま先も冷たいです ｣
柔らかな髪が額にかかり
酔った意識の中で、その温度が気持ちよく
オレは麦に抱きしめられたままで
あの影の頭の隅に、しばらく軽い眠りに堕ちていった
・・・・つづく
おはようございます
すっごい大雨
避難地区の方は大丈夫でしょうか
ニュースでも川がすごい
そして
昨夜あまり眠れなくてSNSってたら
色々嵐のＭステ出演の嬉しいニュースとか
葉'◇')相葉さんの
しむら園長を継ぐ番組の決定とか
すごいね
あとを継ぐなら
相葉さんしか居ないって
色んな人が認めてくれてるんだね
でもあと少し
しむら動物園の名前を残して欲しかったなぁ
もう少しだけ園長のなごりの中での相葉さんを見たかった気がしました
週末嵐も色々あって
ボヤージュとか写真集とか
後半動き出したのかな？
今日は色々予定あるはずでしたが
急遽昨夜キャンセルしこの土日がゆっくりとなりました
大雨だもんね
平日触れない片付けをしょうかな
外出される方は
雨に気をつけてね
では今日は雨ですが
みなさま良い一日を♪
