はじめ↓
楽園Ⅰ
ひとつ前↓
楽園13
花とヴィラと香り Ⅹ-4
「 何してた? 」
昨日も今日も、明日も一緒
あの場所ではそうでも、
帰国してしまえば、以前のように全ては把握出来ず
五人が五人ともに多忙で
自分のスケジュールでさえ思いがけず調整がされたりする
「 少しだけ撮影かな、あっでもロケじゃないよ 」
土産として渡されたビールを冷蔵庫に入れ、
ここからどうするか、
それが妙に不自然で
「 じゃあ・・ 」
何を急いでいる訳でもなく
そして答えたすぐに欲しい訳でもない
だから頭を、後頭部を掻くように髪に指を入れながら
リビングのソファーに戻ると、先に腰かけている雅紀の隣へ
「 じゃあ、なに?さっきの 」
「 いや、まぁ飲むなら先に風呂に入るか?その方がラクじゃね?・・ 」
言ってから焦る、
別に裏のある意味じゃない
風呂に入ったからって
何かをしょうとか、したいとか・・
オレを見上げ笑顔を向けてくる雅紀
「 ん、そうだね。じゃあ借りようかな湯船溜めても良い? 」
翔ちゃんの家の方が浴槽が広いとか
そんな理由で話すから、オレはボタンを押す
すると遠くの方で湯が流れ込む音がした
「 ちゃんと掃除頼んであるから 」
「 ふふ、変な匂いしないの? 」
「 バカ、しねぇわ。あれはあくまで何て言うか設定だ 」
なにそれって、
ちょいバカにされて
でも先に酒もないままで
あたりめを渡され
二人テレビを眺めながら、それをくちにする
「 この人さぁ、オレ達会ったこと無いね 」
「 あぁそう言えば、オレも他の仕事でもないな 」
ほとんどの場合
よほど年配の俳優などでなければ
どこかの撮影現場や
番組などで会う事が多い世界
けれど、ふと。それを抜けさせるように
同じ世界に居るのに
このまま会わないで終わるのだろうか?
そう思わせる人が居る
「 じゃあ、オレこの人と会うの目標にする 」
「 どんな目標だよ 」
確かに会いたいと思えば
相手が拒否をしない限り、どこかで対談などの仕事があるかもしれない
「 無理矢理にか?会いたいって言葉にするのか 」
「 ううん、違う、会いたいなぁって願ってみる。それで会えたら奇跡じゃない?本当に会う運命だった気がする 」
会うのが運命・・
じゃあこんなにも長い年月、側に居て
仕事仲間であり、友人のような位置に居たのに
今さらオレ達は
「 ねぇ、オレら五人自体が運命なのかな 」
「 そりゃ数億分の5だからな 」
「 そっか、じゃあオレ達は数億分の2? 」
何がだよって、
返そうとするが洒落にならない気がした
その時、風呂が溜まった音がして
オレは同時に着替えを取りに行く
「 ほら、シャツとパンツこれで良いか 」
「 うんありがとう、あれ迷彩じゃないの? 」
「 うっせぇ全部迷彩じゃねぇよ、お前が一番知ってんだろ 」
そうだねって笑って
手の中に持つ服をそっとオレの手の上からすくい上げ
浴室へと歩いて行く
「 あっ、次入ってね。お湯変える? 」
「 変えねぇよ・・良いから入って来い 」
うん”そう返事をして返す
その手の中には、あの日の香り
けれど、そんな物にオレは何も気付かず
何も出来ないけれど
冷奴とキムチぐらいならと
冷蔵庫から小鉢へ移し、湯が炊かれている赤いランプをぼんやりと眺めていた
・・・つづく
ちょい横になっていました
気付けばこんな時間
なーんもしてないw
でも今週は金曜日も仕事だし
あまり無理せず行こうと思います
間もなくVS嵐だね^^
良き櫻葉
良き兄ちゃんの嵐あるかなぁ
なう



