携帯版
しあ楽になりますので
特別版になります、
本編からは時系列関係ありません
しあ楽.198
なな19才
どうして?
なぜ、こいつがここに?
オレは長年CMを務める
ある製菓企業の会議室にいた
なぜ企業からではなく
タレント側が出向く形となったのか
それは今までとは違うコンセプト
つまり国内だけでは無く
世界に向けての商品開発が進められ
有難い事に
そのメインキャラクターとしての存在も
任される事になったからだ
「 では、まずはアメリカとカナダ
追って新展開の事業プロジェクトを
このメンバーで進めて行きます 」
それは理解出来た、
しかし理解出来ないメンバーが一人
「 そしてこの度から
新人の桜井なな葉が
我社の企画、そしてマーケティング
部門に配属となりましたので
宜しく御願いします 」
その後は上の空、
なぜオレの前にななが居る?
クライアントとの話し合いを終え
オレはすぐに翔さんへと電話をかけた
「 翔くん、ななに会ったんだけど 」
あちらはもうすぐ日付けを跨ぐ頃
だから眠そうな声で反応が返ってくる
「 オレだって止めたんだよ?
でも、潤お前と約束したからって 」
はぁ……?
そのままニノに代わり電話に出て来た
「 やったね、なな姫 」
何がやったんだよ…
「 全く意味不明、
向こうならともかく何で 」
ニノが言うにはこうだ
オレがななの告白を
いつもの様に
子供的発言だとみなして
かぐや姫へ求婚を求める者達のように
無理難題を突き付け
跳ね除けたつもりでいた
「 潤ちゃん
ななの事、お嫁さんにして?」
小さな頃から膝に乗せ
何度も何度も聞いてきた
だからその時も
「 ななが社会人になって
独り立ち出来るようになって
それでもオレを好きならな 」
まだ大学を出て
社会人になるには早くても五年以上はかかる
それまでに色んな出会いをし
もしかすれば恋だって…
「 あのさ J 、翔さんと雅紀の子だよ?
頭脳明晰、容姿端麗、
人当たり最高なんだよ? 」
何とななは
あれからオレには何も言わず
訪れても
いつもの好きの繰り返し
進路の話など高校生のななには
まだ早いと聞く事も無かった
「 J には話すなって
凄かったんだから 」
ななはオレが無理だと思い言った言葉を
高校を辞め
大学資格を取り飛び級の上、二年で卒業していた
16才の春に言ったオレの言葉を…
「 翔さんだって
まさかそこまでするなんてさ
思って無かったから
あの子の言う事を聞くしか無かった 」
それで日本企業にエントリーし
未成年だからと最終確認した先で
翔さんの存在にあちらも驚いた
あくまで最終確認、
ななは翔さんの力で決めた訳じゃない
オレはニノから
ななの携帯番号を聞き出すと電話を切った
……つづく
しあ楽
なな19才
特別版になります♡
きっとそこまで
書けない彼女の未来を
少しだけ
しあ楽は26才ぐらいで
3人は渡っています
27でななが生まれて
潤くんは25歳くらい
なので今は43~44
まぁ普通の
44歳では無いけど
25歳差!
良いか(๑´ლ`๑)
では
後半は来週か
明日治ってないなら
書くかな
続きは
本当にするの?
書きます(*-∀-*)