幾何学の飴103. ( 小説・嵐・櫻葉・山 | なうのこたつ保管部屋

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大好きな彼らの記憶を残しつつも、趣味な物語や日記、旅行記などを書いてる部屋です♪


【※無断に話や内容転写利用、画像利用はお断りします。別公式小説サイトにてオリジナル名にて上げています】

初めての方は↓
きか飴1.

前回のおさらい↓
きか飴102.
 


・・・


103.



書斎のドアに
鍵を射し込んで
ゆっくりと最後まで
回しきり中を覗き込んだ

翔の腰へと腕をまわし
支えるように抱きしめ
オレが全てを任される

中には
何かを熱心に読みふける
祖母ミカゲの姿が見えた


「 ミカゲ・・

一度、ザーガに戻らせてやる
それから正式に

オレの側に知識の者として
いてくれないか?」


ショウの言葉を
何もいわず白い瞳で
聞いている祖母


「 帰りは、この部屋の
井戸は使わなくても

大丈夫だから
オレが帰らせてやる 」













「 智、このまま
今夜、警備の手が薄くなってから

ミカゲと智に
ドームに行く

だから
着いてきてくれないか?」

そう言って
ミカゲに帰りの手配をすることを
伝え、まだ見たい書物があるという
祖母を置き

後でくるからと
もう一度、何者かに
見つからないよう

鍵をしめた


歩く事はできるが
まだ、不安定な体調に
毎日の発芽作業が滞り始め

知り合いの
医療スタッフに
理由をつけて風邪をひいている
そう報告してほしいと
頼み込んだ

けれど
こんなこと
いつまでも通るはずがない


「 ショウ・・」


夢の中で見た
彼はとても素直で
今、オレが抱きしめている
彼とは全く違う雰囲気だった

本来なら
王でなければ
彼は、あのような人なのかも・・
しれない

今夜、再び
あのドームに入れば
一体、何が起きるのか

















棘で締め付けられた感触を
身体が覚えている

もしかして
もう一度、血液を
与えるのだろうか

痛みはほんの少ししかなく
それよりも体液を絞り摂られる
不思議な快感に
熱を期待するのか

背筋がゾクリとし
オレはショウを気付かぬうちに
強く抱きしめていた


「 智 」


はっとして
強すぎた力にショウが
痛みを訴えたのかと


「 すみません・・無意識に 」


「 違う・・ほら 」

そこには
ショウを助けれくれた

サイスの環境システムを
統括する和という男性が
部屋の前で

オレ達を見つめていた


「 ・・王、お話が
あります 」


ショウは
智に耳打ちすると
中に入るようにと
促す


寝室に入り
ベッドに寝かし
腰の辺りに
負担がかからないようにと
使っていない枕を
挿し込んだ


「 で・・結果は?」


和はかけていたメガネを
胸にかけると
王を眺め

「 現在の
配給率は80%

メインコンピューターの
エリサの予想では

3ヵ月後には
食物需給率は目に見えた
滞りを見せるとのことです 」


ベッドの上で
指を絡め
無表情で何かを考えている


「 王は疲れている
明日にでもしてくれないか?

ここ数日くらいでは
さほど影響はあるまい 」


「・・・・ はい 」


「 違うだろ?
何か、他の理由で

こいつは来てる、服の端に
感じないか智

新しい命の匂いが 」




・・・・つづく






おはようございます

遅い反応ですが
書いてるの火曜ですし

翔くん
おかえりなさいですね☆

これから
イチさんもあるし
また少しバタバタするんだろうな

あーばさんの
エキストラの
話なんかも聞き
なんか自分のことのように
ワクワクしてしまう
なうです

自分の好きな人が
側にいたら
それも絶対普段は
近寄れない人が

側にいれば
きっと
なんか・・

言葉に出来ないんだろうな
好きすぎて

食べれない
いや、食べるけど

なんて

櫻葉ばっか
書いても良いと
負担にならないようにと
優しい言葉を頂き

。゚(T^T)゚。

今、羽音ちゃんも
描写をより
練りこんで少しずつ
書いています

本日もよき1日を
雑誌祭
ステキすぎて
死にそうだけど

やっぱたまんないです

☆なう