ひな祭りなので
次女幼稚園時代のお弁当
思えば私は、中2の長女のヤンチャ時代からずっーーーっと怒っていた。根本の部分でずっと長女を許せていなかった
。
私がコントロールできない長女に
私の予想の斜め上から幾度となく爆弾投下してくる長女に
私を苛立たせ不安にさせる長女に
そう。私のエゴで。
そして偏見のジャッジで。
せめて高校だけは出て欲しい
世間に出て恥ずかしくないような立ち振る舞いをして欲しい
世の中のルールを守って欲しい
自分ではハードルも低く最低限なつもりで、理解あるいい親なつもりだった
だから、それをことごとく崩しまくってくる長女が理解できなかったし、頭に来た。
あくまで正しいのはこちら側なのだから、言うことを聞かない長女が悪い。困らせる存在。そう思い込んでいた。
ところが、だ。
次女の不登校きっかけに、自らを振り返るうち、もしかすると私は、何か間違ってるかもしれないという気持ちがどんどん大きくなってきたのだ。
長女の問題は長女本人の問題。
失敗も経験も長女本人のもの。
もちろん、保護者という立場はあるから、一緒に謝るし諭す事は必要だろう
けれど、私があんなにも怒りを抱える必要もそれにより長女と対立
し続ける必要も無かったのだ
私の怒りの根っこにあったのは、不安
と親子の境界線の薄さ。
このままでは長女はどんどん悪い方へ悪い方へと流れてしまうのではないかと言う不安
長女が問題を起こすたび、親である私が悪いような、まるで自分が批判されているような気分になる境界線の薄さ
つまり課題の分離ができていなかったのだ
子供の問題も自分のものとして捉えて、手を出し、囲い込み怒り、大騒ぎしていたのだ
それがわかった瞬間、長女への怒りは解け、冷静に温かく見守ってやれなかったこれまでの自分を猛反省した
何を選ぼうと何をしようとそれはその子の経験であり、ミッション
親や大人は、自分の小さな経験や知識から判断して、余計な邪魔をしてはいけない
だってこの世に生きていくのに正解なんて無いのだから。
常識だってあって無いようなもの。
変わっていく。可能性は無限で自由。やっと気がついたのだ。
そうなるともはや、次女の不登校など、取るに足らない事
これもまた次女本人の問題
自分のタイミングで動き出せばいい。私たち親が絶対的に味方だと言う信頼さえ有れば、助けて欲しい時は、本人が言ってくるその時に一緒に考えればいい
それからの約1年は、まるでながーい眠りから覚めたような、視界が一気にクリアになったようなそんな気分だった。
相変わらず長女は全力で色々やらかすし、次女は不登校で明るい引きこもり
。状況は全く変わらないのに「怒り」も「悲しみ」も全く湧いてこない
それどころか、そのたびに笑い飛ばし、後でいいネタになるな
とほくそ笑む自分がいる
驚きの成長と変化だ笑笑
そう。私はアップデートしたのだ。娘たちを変えようと必死になって怒りと悲しみと不安を抱えていた私はもういない
なので今回、休学届けに付き添った時も、私にとっては本当に他人ごと。休学も退学も長女が決めたのならそれでいい
保護者同伴を求められていたので、ついていったし、印鑑も押したけれど
「お母様はそれでよろしいんですか?」若干棘のある感じで、怖そうな女性の教頭先生にそう問われても「はい。本人が考えて決めた事なので。」と笑顔で答えていた
そんなひょうひょうとした態度の私に、初対面の担任の先生や教頭先生は少々面食らってはいたが。。(年度終わりだと言うのに、なんと長女本人も初対面!流石すぎる
。しかも終始タメグチっていうね
。ヤンキー仲間やバイトの先輩にはめっちゃ敬語
)
というわけで、今年19歳になる長女はまた高校1年生をやるらしい。7年間は在籍できるらしいから、辞めなければ、24歳で卒業なんてこともあるのかも⁉️笑笑
現在、バイトばかりしていて、これまた期限ギリギリまで行かずにいた自練に毎日必死に通っている。期限は来月の頭。
スイッチ入るのおっそ〜!笑笑
(もちろん口も手も出さなかったよ)
さて、間に合うのでしょうか?
その話はまた今度のネタという事で
衝撃の補足として。
なんと長女はガッツリカトリック系の幼稚園出身だったりする 。
(我が家がカトリック教を信仰しているわけではないが、園風が良かったので)
園長先生がシスター様だったり、
モンテッソーリというな独特な教育法をとりいれていたり。なんかのアクションのたび、みんなでお祈りしたり←園児たちのお祈りの様子は超絶カワユス
穏やかで規律ある園風。
大人しくてニコニコした、気の弱い所がある泣き虫で優しい女の子の長女(←過去形ね。あ。今もヤンチャガールだけどニコニコ優しいのは一緒)にはとても合っていたと思うし、楽しそうだった
。
当時の先生方や、同級生、ママさん達も現在の長女の姿をよもや夢にも思わなかっただろうなぁ。。。。トオイメ..(゚ロ゚)笑笑
唯一「大人しい子は怖いのよ~」と謎の満面の笑みで呟いていた園長先生の顔が、時折フラッシュバックする。。。笑笑
「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」
というモンテッソーリ理念。
ルートはかなり違えど、ある意味長女はちゃんとそこへ向かっているのかもしれないなと思っている
これからも体当たりで経験から学びを積んで行くであろう長女を横で、いや半歩後ろぐらいで見守りつつ、楽しませて頂こうと思っている