登校1日目
恐怖の超〜ウルトラ満員スクールバス🚌に
連れ去られ乗って、なんとか中学校への初登校となった次女。
私の中で、沢山の不安が渦巻きつつも、まあ、こうやって鍛えられ揉まれて成長していくもんだよね。
今までが過保護過ぎたんだ。他の子達だってそうやって当たり前にこなして生活を送ってるじゃない。大丈夫、大丈夫。自分にそう言い聞かせながら、自宅🏠へと戻った。
そろそろ下校時間⌚️。という時に次女からLINEが入った。(合格入学祝いのプレゼント🎁次女念願のスマホだ)
『どこで帰りのスクールバス🚌に乗ればいいかわからない。』
『ん?先生かクラスの子、一階の事務局で聞いてみなよ?』
『無理。聞けない。どうしていいかわからない』
この後、『大丈夫』『無理』のやりとりがLINEトーク画面に延々と並ぶ。。。
スクールバス🚌の出発時間は刻々と迫る。。
結局私が事務局に電話をして、スクールバス🚌乗り場の場所を聞き、次女に連絡した
はあ〜。マジか。。。でたよ。。
聞けないってなんだよ。。。
次女に対するもどかしさが沸々とこみ上げてきたが、気を取り直し、スクールバス🚌の到着時刻⌚️に合わせて家🏠を出た。
登校時のスクールバス🚌は、自宅🏠から歩いて5分くらいの場所で乗れて、学校🏫までは15分くらいで到着するのだが、帰りのコースはかなり遠回りで一時間半ほどかかり、しかも自宅🏠からは離れた場所で下車する。そこからモノレール🚝に乗り換えて2駅乗って10分程歩いて帰ってこなければならない
これもまた、次女にとってはヒマラヤ山脈登頂ばりの超難関ミッションなわけで
慣れるまでは、私とスクールバス🚌の下車地点で待ち合わせて、一緒にモノレール🚝で帰宅しよう。という話になっていた。
暫く待っていると、スクールバス🚌がやってきた。
下車最終地点という事もあり、登校時の超〜ウルトラ満員電車状態とは打って変わり、乗っていたのは次女一人。
疲労困憊生も根も尽き果てたという様子で、次女がフラフラと降りてきた。
その予想通りと言えば予想通りの、まるでマンガの様な消沈ぶりに、私は思わず笑いがこみ上げてしまい、大爆笑で
「いや〜おかえり〜頑張ったね
無事着いたね、凄いじゃん
次女、疲れ過ぎて
ちょっと消えかけてるけど〜?
大丈夫〜?」と声をかけると、次女もつられて笑いながら『本気で消えかけてるんだけど〜
次女、ちゃんと見えてる〜?
』と答えていた。
朝7時半→夕方6時半 次女にとっては、もの凄い長旅だっただろうな。。。
この日も、やはり倒れる様に、早めに寝ていた。😴
登校2日目
翌朝も朝食は受け付けず。。まあ、これも想定内。いつも通り。
けれど、家🏠を出る時間ぎりぎりまで、トイレ🚾に行ったり来たりを繰り返していた。
これも、次女がナーバスになっている時のいつもパターンで、お腹を壊しているわけでもないのだが、気持ちを沈めようと葛藤
している感じなのだ。
落ち着くのを待って、家🏠を出て、また超〜ウルトラ満員スクールバス🚌にギュウギュウに詰められ、ドナドナ状態🐄🐂
で無事登校して行った。
そしてまた、しぼんだ風船🎈の様に意気消沈で帰宅🏠した。。。
日々、生気が吸い取られていく様だ。。
その夜は、とうとう晩ご飯も受け付けようとしなかった。
『疲れてるだろうから、早めに休んだら良いさあ〜』と声をかけた。次女は『うん。。。』と力なく答え、早めに横になったが、朝と同じ様に何度もトイレ🚾に通いだした。『おなか痛いの〜?』と聞くと、『うん。。下痢はして無いけど、痛い。。
』という返事。とりあえず胃腸薬を飲ませて、横になるよう言った。
暫く横になっていたのだが、だんだんすすり泣きし始めた。
なので私は、側でずっと背中をさすって座っていた。(心の中で、どうか乗り越えます様にと祈りながら。。)
そのうち、泣き疲れたのかいつのまにかすすり泣きは寝息😴へと変わっていた
そして訪れたあの3日目の朝
翌朝。
今思い出してもみぞおちの奥がきゅーっと締め付けられる感覚が蘇る。。
起きているのがわかるのだけれど、何度声をかけても、起き上がってこない。。。嫌な予感。。。
『どうした〜?まだお腹いたい?行けそう?』『。。。。。。。』返事は無い。
『嫌なのわかるけど。休むとますます行くのがキツくなっちゃうよ〜?』『頑張って行こう〜?』
『。。。。。。。。。。』次女は黙ったまま、シクシクと泣き出した。😭
その様子を側で見ていた旦那が、力ずくで抱き起こし『ほら!こんなんじゃダメだろう?そんなんで、どうやってこれから先、生きてくんだよ!さっさと準備して行けよ!
』と声を荒げた。
その時の私も、それが正論だと思っていたし、もう中学生なんだし?ここで甘やかしては次女のためにならない。と黙ってそれを聞いていた。
が、旦那の手が緩んだ隙に、また布団に逃げるようにしがみつく次女。それをまた旦那が力ずくで引きはがそうとした時に、私の中で、何かが違う
何かわかんないけど、違う
違う
そうじゃない
と、非常ベルの様な音が頭の中で鳴り響いた。⚠️⚠️⚠️
『待って!』と旦那と次女の間に入り込み、『今日はとりあえず休ませる。良く話し聴いてみるから。次女には、力づくとか無理矢理にとかじゃないんだ。私が良く聴いてみるから。待って。お願いだから。』
すると、ちょっと興奮気味
の旦那は『はっ!
お前、お母さんに助けられたな。有り難いと思えよ!』と、チンピラ
の様な捨てゼリフを言い残し、仕事へ行く準備の為、次女から離れた。
私はとりあえず、欠席の連絡の為、担任の先生に電話☎️をした。迷ったが、これから先次女の性質を知ってもらう為にも、正直に事情を話した。担任の先生
は、『わかりました〜。ご連絡ありがとうございます。明日も同じようでしたら、門まででも行ってみよう。とか、保健室まで。とかお話しして、なんとか少しでも連れてきて下さい。一緒にお話してみましょう。
』との事だった。
その時の私は、一旦1日休ませた事で、少し落ち着くだろう。小学生時代も行き渋りの時期はあったりしたけど、乗り越えられたしなま、暫く付き添う覚悟はしておかなきゃな〜
ぐらいの、まだどこか楽観的な気持ちでいた。
なんていったって、入学式合わせても3日しか行ってないわけだしー。暫く時間はかかっても行くでしょ、きっと。
実際、次女本人も、時間が経つと笑顔を見せ始め、『明日はがんばる
』と言っていたのだった。
これが、長い不登校への幕開け、そして私たち家族の大きな転機へと繋がって行くなど、夢にも思ってはいなかった。。。。