12週のエコーと母体血清マーカー検査の結果、
トリゾミー(ダウン症など)のリスクが基準値以上あると診断された私。
かかりつけ婦人科医の勧めで、いわゆる新型出生前診断に相当する検査を受けました。
費用は650ユーロ(およそ8万5千円くらい)、日本に比べると激安ですね。
ミュチュエル(任意保険)でどのくらいカバーされるのかはまだわかりません。
これは、羊水検査や絨毛検査とは異なり、単なる血液検査なのですが、
私の血液の中に混ざっている、胎児の血液を取り出し(?)、その中の遺伝子の染色体を
調べるものだそうで、その結果は、「リスク」や「確率」を示すのではなく、
「確定診断」となるのだそうです。
採血は、「それって、馬や牛に使う用の注射器ですよね?」と聞きたくなるくらい
巨大な注射器で膨大な量の血液を取られましたが、採血してくれた検査技師は
「あなた高い料金を払ったから特別サービスでたくさん採ってあげたのよ」と言って
笑わせてくれました。
それから結果を待つこと約2週間、今日、ようやく「問題なし」の通知が来ました。
長かった...
3月31日に血清マーカー検査を受けて以来、この3週間あまり、生きた心地がしませんでした。
でもこれでようやく妊婦の仲間入りができたような気がしています。
職場にも、友人にも妊娠したことを打ち明けようと思います。
職場の同僚たちは、私のお腹や行動、食習慣の変化などを見て、うすうす気付いているようですが
私から発表しない限り何も言わずにいてくれて感謝しています。
友人に関しては、陽性判定をもらってから今日まで約3ヵ月、誰にも会わずに過ごしてきました。
ランチやディナー、飲み会、ハマム(日本の銭湯にアカスリやマッサージなどのサービスが
付け加わったような、中東風のお風呂。)、ピクニックやお花見などのお誘いを、
ことごとくいろんな理由をつけて断り続けた私。
だって、友人たちは皆、私のことを良く知っているので、ひとたび顔を合わせれば、
①お酒を飲まない、②お寿司やお刺身を食べない、③ハマムの誘いに飛びつかない、
などの行動から、妊娠していることを悟られてしまう可能性が高かったから。
そして、この妊娠がどうにか継続できそうと見通しが立つまでは、友人たちにも打ち明けたくなかった。
でも、今日の結果をもってようやく、晴れて皆に発表しようと思います。
そして、それはとりもなおさず、このブログを終了することにも他なりません。
誰にも打ち明けられなかった不妊治療からここまでの道のり、気持ちのはけ口として
このブログに大きく助けられました。
私のブログはほとんど愚痴に終始し、情報提供という面では
他の方のお役に立つ面はさほどなかったかと思いますが、
私は同じような状況にある多くの方々のブログから、たくさん学ばせていただき、
勇気付けられました。
本当にどうもありがとうございました。
赤ちゃんを待っている皆さんの希望がかないますように、
また、その希望がもしもかなわなかったとしても、心穏やかな幸せな人生を送られますように、
心から祈っています。