ちょい前に読んだ一冊。
先に玉木宏主演のドラマを見ていたのですが。
というか、ドラマが面白かったので、本も読んだかんじですね
まぁ、だいぶ大衆受け(?)するようにドラマは登場人物や内容も少し変化していたようです。(なにせ、性別変わっとる人おるがな)
万城目さんは「鴨川ホルモー」とか読もうとチェックしていたにもかかわらず、本書が初読みです。
あらすじ
主人公は大学の研究者をしていたが、ひょんなことから奈良の高校の教師に赴任することに。そこで鹿に話しかけられ、日本を地震から救うには、鎮めの儀式を行わねばならず、そのためには鹿の運び番である自分が京都の狐の使い番から「目」を神無月の間に受け取らなければならないと言い聞かせられる。はじめは自分の神経衰弱のせいだと鹿の言うことを信じないが、次第に信じざるをえなくなっていき…
とにかく読んだら奈良に行きたくなること間違いなしです
卑弥呼の謎とか、歴史的なお話も謎解きに関わってきて、久々日本史の資料集なんかひっぱり出して眺めたりしていました
実際、2010年は遷都1300年という節目であり、それ関係のイベントが盛りだくさんだったり、奈良でフルマラソンが始まったりと盛り上がってるかんじでした。私自身も2回ほど、春と冬に遊びに行って、春日大社のご神体である春日山に登ったり、奈良公園の鹿と戯れたりしました。
これは若草山を30分ほどかけて上ったときの景色。
やっぱり奈良って独特の雰囲気があるし、昔の人が都にしただけあって、行くとなにやら落ち着くしパワーももらえてしまう気がします
高校生の時、学校への道すがら、奈良漬を売っているところがあって、そのせいかどうかはわからんけど、昔から奈良漬が好きで(つーか通学路にそんな酒の匂いが漂っていていいのか…)
今回ははじめてニンジンの奈良漬なるものを買ってみました。おいしかった
若草山近くの茶屋。
ちなみに初めて奈良町を歩いたんですが、めちゃめちゃ雰囲気が気にいりましたとにかく、街並みというか、建物のたたずまいが素敵です。もしかしたら京都よりも好きかもしれません。日本の良さがにじみ出ているようなかんじがします。猿沢の池の五重塔を背に歩いていると、あー、住んでみたい…と思いました。
作者の万城目さんは大阪出身ということで、今年映画化される「プリンセス・トヨトミ」は大阪が舞台のようで。読んでみようと思ったが、図書館で検索するとありえんくらいの予約待ちでしたので、またそのうち読もうとおもいます。