運動包囲線図の線はそれぞれ意味が違う。
全部一緒だと思ってたやつはパイロットはやめましょう。向いてません。
まず緑の線。これの線の意味はその荷重倍数がかかった時の失速速度。
緑の点線のように、縦軸の任意の荷重倍数から線を引っ張ってきて、緑の線とぶつかったところの速度を横軸から読み取る。
その速度がその荷重倍数での失速速度だ。
次に青い線。これは単なる制限荷重倍数で、速度は関係なしに超えてはならない。
赤い線はVne。つまりこの線は速度制限を表している。
これはいかなる時も超えてはならない速度。
オレンジの線はVd。設計急降下速度で飛行機を自由落下させた時の速度。
自由落下させると最終的に重さと空気抵抗が釣り合って落下速度が一定になる。その時の速度のこと。
運動包囲線図の一番右端の速度VneではなくVdだ。