失速ということは空気の剥離が起こってます。

剥離のしやすさは乱流なのか層流なのかで決まりますね。

層流の方が剥離しやすいです。

 

レイノルズ数が小さいと層流寄り、大きいと乱流寄りです。

 

 

レイノルズ数

 レイノルズ数は    分数-----③  で定義されます。  

 

ここでρは流体の密度(kg/m3),vは流体の速度(m/s),L は長さ(m),μ は流体の粘性係数(Pa・s)です。  

粘性係数は空気の場合1.83×10-5 Pa・s,空気密度は1.29㎏/m3なので,それらを代入して    

 Re=レイノルズ数={(速度×翼弦長)÷1.46}×105

 

となり,レイノルズ数は翼弦長と速度で決まります。 

速度が増えるほど,翼弦長が増えるほどレイノルズ数が増えます。

 

 

 

よってテーパーでは翼端ほど翼弦長が短いのでレイノルズ数は小さくなり、層流の傾向が強くなります。

だから翼端から失速していくのです。