G1000のAHRSについてです。

 

 

 

↑この辺りを見ながら下記の説明を読んでください。

 

AHRSはピッチ、ロール、ヨーイングの情報を提供してくれます。姿勢と、ヘディングに関わるとこですね。

ロールがわからなくなるとヘディングが計算できません。

ラダーが滑っているかもG1000は姿勢指示器で分かりますね。

なのでAHRS FAILUREが起こるとATTITUDE と HDGが機能しなくなります。画面に❌が出ます。

 

G1000はマイクロ電磁波を使っています。

 

まず回転。

これでどの方向に動いているのかが分かります。

3つのマイクロ電磁波ジャイロを使って計測しています。

角速度(単位時間あたり何度回転してるか)を、とても精密な電気回路とコリオリの力を用いて計算してます。こうすることで従来のいわゆるジャイロより、とても正確に飛行機の動きを捉えることができるのです。

 

次に加速度。

これでどれくらいの勢いでピッチ、ロール、ヨーが変化しているのかが分かります。

線形加速度を3つの加速度計を用いています。

コンデンサーを使うとわかるんです。

コンデンサは、電荷を蓄えたり、直流信号を遮断し、交流信号を通す機能を持った電子部品で、電子回路を構成する上で重要な役割を果たしています。

すごーくざっくり言うとコンデンサーをいくつか並べて、その間の電荷がどれくらい、どのように動いたかで加速度を検知するんです。

 

最後に地球基準でどの方向を向いているかです。

電磁場の強度を比較するための計器を3つ使っています。

地球の磁場を感知して方位を表示します。この装置は磁気コンパスとして機能するために使用されます。磁力線を感知する電子手段であるフラックスバルブまたはフラックス ゲートを使用します。ケーブルを介して AHRS システムに接続されます。

要は地球の磁場を感知しているだけです。

フラックスバルブについてはまた説明します。

フラックスバルブは方位(ヘディング)についてしか使われていませんからね。

 

また、ADCがありますが、これは計器速度, 高度, VS,真大気速度,気温, などをピロー管、静圧孔、気温計などから測りパイロットに教えてくれます。