Electrical と engine drivenの二つのポンプがありますね。

この二つは絶対にエレクトリカルの方が先に来ます。

理由を説明します。

 

ポンプとは圧力さを作り出して流れる方向を決めるものです。

こんな感じでポンプの上の圧力が5、したが3だとしたら5から3に向かって流体は流れます。

 

ではエンジンポンプが先、エレクトリカルが後についていたらどうなるでしょう。

これだとエンジンが回っていない時はエンジンポンプの前後で圧力差がないので燃料が流れていかず、エンジンポンプのところで止まってすまいますね。

クランクシャフトが回っていれば圧力さをつくれるですが、エンジン始動時はそうはいきませんね。

 

もし仮にエンジンドリブンからある程度燃料がエレクトリカルドリブンの方に行ったとしても次のようなことが起こります。

少し燃料が行ってエレクトリカルの手前の圧力が5になったとしましょう。

しかしそうするとエンジンドリブンの手前は元のままなので4です。

すると逆流が始まります。緑の矢印です。

 

エレクトリカルを先に、エンジンドリブンを後にするとどうでしょう。

 

エレクトリカルポンプが先に位置していると、この図で下側の方が負圧になっていく構造を作れます。

しかしエンジンドリブンが先に位置しているとエンジン始動の際に最初の圧力差が作れません。

だからエレクトリカルが先に来るのです。

 

次回はfuel shut off valveについて書いておきます。