思い出すのは、
ひたすらに、
優しくしてくれたなあ、って。
血の繋がりはないけど、
実の孫みたいに大切にしてくれた。

庭のサルビアが大好きやって
この頃は花の手入れもできんくて
見れんくなったけど
あの椅子に座って
いつもにこにこお帰りって
言うてくれたっけ。



もう、寛奈も19歳やけん
家の手伝いとかせないかん
役に立つ一人になったわけで
泣いてはおれんな、って
もう小学生じゃないんやけん。
このタイミングで
大人になったな、なんて
実感しよります。