今回の体操女子エースの五輪辞退と、そこに至る行動を知って考えさせられました。
個人的に驚いたのは、割と高齢の域に属する方たちに擁護の意見が多いことです。
へー、そうなんだ。
ルールはルール。まして法律違反なんだから例外はないと思うんだけど。
アスリートである前に一人の人間としてどうなの?と思います。
『いろんなプレッシャーから飲酒喫煙してしまった』とのことですが、想像するにこれ一発レッドじゃなかったと思うのです。
イエローが何度かあっての今回の事態じゃないかと。
勿論いろんな意見があるのは当たり前だし、議論することも良いと思います。
でも、ひと言言うとしたら残念でならないということです。
辞退じゃなく、彼女の行動が残念すぎる。
多くの意見の中で、橋本弁護士の私見として載せられていた内容が、私には一番しっくりきました。
以下、橋下徹弁護士が述べた文章です。
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どのような分野であってもチームで高い目標を目指して修練している場においては喫煙・飲酒が制限されることがあるだろう。特に身体を用いるスポーツの分野においては。 この制限とそれに反した場合にチームから去ってもらうことが著しく不合理だとは思わない。もちろんチームでの修練の場を離れてプライベートになったときまで完全な制限を受けるのはやり過ぎだという評価もあろう。 宮田さんが自宅や街中で友人たちと喫煙・飲酒した話であれば厳重注意で収める話だろう。ただしそのような世の中にするのであれば甲子園はじめあらゆる未成年スポーツの分野で喫煙・飲酒即チーム全員出場辞退という馬鹿げた慣習をなくすことも前提だ。これには大賛成。 しかし今回の宮田さんはトレーニングセンター内で禁止されている飲酒をした。この場面ではチームから外れてもらうというのも仕方がないというのが僕の感覚。この場面ではたかがタバコ・酒くらいで、という話ではない。これが許されるなら、集中しなければならない修練中に禁煙・禁酒のルールを定めることができなくなる。 禁煙・禁酒弁護団合宿も過去に経験した。高く困難な目標実現に向けて完全集中しようという趣旨だった。そのときにたかだかその合宿中ですらそのルールを守れないメンバーがいれば弁護団から外れてもらいたいと思うのはダメなのか。合宿が終われば自由にすればいいだけ。宮田さんもトレーニングセンター内だけは我慢して、どうしてもというなら代表チームの活動の場ではないところで喫煙・飲酒すればよかった。 このようなことはあらゆる職業・領域にあることではないのか。俺がシーラカンスなのだろうか。ご意見ください。 まあこのことがきっかけになり、今後未成年チームスポーツにおいて喫煙・飲酒くらいでチーム全員が出場辞退に追い込まれるという慣習がなくなれば幸いだ。ただしつこいが修練中はチームから外れてもらわなアカンと思う」 構成●THE DIGEST編集部
これだけの大問題になって、彼女は今とても後悔していると思います。
本当に後悔先に立たずですよね。
これから、大学や周りのサポートも受けて立ち直って欲しいと思うのだけど、なかなかに厳しい道のりを想像すると言葉がありません。