ロクゲンの”Don't Explain”

佐山雅弘/SBATOTTO


side 1
1 Bird Like
2 There Will Never Be Another You
3 You Don't Know What Love Is
4 Giant Steps

side 2
5 Sbatotto
6 Elegant Steps
7 Six O'clock In The Morning
8 Sleep Tight



MASAHIRO SAYAMA (P)

MAKOTO SAITO (b) on 1,2,4,5
YOSHIKAZU HARADA (ds) on 1,2,5
HIROSI YOSINO (b) on 3,6
SHOTA KOYAMA (ds) on 3,4,6
ROMY KINOSHITA (eb) on 7,8
RYOJIRO FURUSAWA (ds) on 7,8
JUNSHI YAMAGISHI (g) on 8



佐山雅弘は兵庫県尼崎市。1953年生まれ。

国立音大、作曲科に入学し、在学中からジャズ・クラブやキャバレーでピアノを弾いていたそうだ。

その後、グループ活動とピアノ・トリオを平行してやってきた。

向井滋春クインテット、プリズム、バーニング・ウェイブなど。



丸めがねで、少し歯が目立つ(御免なさい)三角顔のピアニスト。

もしかしたらご存知の方も多くいるのではないかと思います。

古いレコードを引っ張り出して御免なさい、1984年の録音ですが、ジャズに時間は無いのだ。

威張ってもしょうがないけれど、今聴いても・・・いや、今聴けば分かる彼の凄さ。

私が未熟だったので、もうひとつ分かってなかった・・・あと5年後に聴けばもっと分かるかな?

サイド 1 はジャズの名曲を並べ、サイド 2 は彼のオリジナル。



アコースティック・ピアノ・トリオです。

1曲目、フレディー・ハバード作のジャズ・ブルース。急速調のバップ・ナンバーですが、凄いです。

アイデア、技術、タッチ・・・万歳ものです。原田のドラムがまたナイスサポート。

2、3はお馴染みのスタンダード・ナンバーですが表現力豊かな良い演奏です。

アレンジもさりげなくコード・チェンジしてあって好感が持てる演奏です。

4はジョン・コルトレーンの名曲。かなり難解なコード展開の曲ですが、お見事としか言いようがない。

オリジナルも悪くないのですが、サイド 1でこれだけやられると・・・ノーコメントです。

彼は色んなところに顔を出してるミュージシャンですが、どジャズで良いじゃないか、もっとやってよ。

と云いたくなるミュージシャンの一人ですね。



「それで、"SBATOTTO" って一体、なんでございやしょう?」

それなんですが、意味不明なんですが・・・。

「なんじゃ、事件か?誰が行方不明なのじゃ?申してみよ」

事件じゃありませんし、行方不明でもありません。お奉行様に訊いてもなあ・・・。

「なんじゃ、事件ではないのか。つまらんのう」

どうしたんです、眠そうですね。

「・・・ふんっ、退屈じゃ」



Don't Explain ゚゚゚゚゚-y(^。^)。o0○