【イベント報告】
すぎなみレッドリボンプロジェクトキックオフイベント
ゲストトークショー&アイディアワークショップ


4/22(金)明治大学和泉キャンパスにて明治大学学生赤十字社奉仕団クローバーと、すぎなみレッドリボンプロジェクト(【杉並区協働提案事業】杉並区/NPO法人HIVと情報・人権センター/NPO法人ピルコン)の共催による、すぎなみレッドリボンプロジェクトキックオフトークイベントを行いました!70名以上の学生・社会人の方にご参加いただき笑いあり、学びありのとても充実したイベントとなりました。

真剣に講演に聞き入る参加者の皆さん

前半の、コン ドームの達人こと岩室紳也先生による講演『ホントに知りたい“性”のはなし』のイベントレポートはこちら

後半ではお待ちかねのシークレットゲストが登場しました!


誰かというと??





モデルやタレントとして大活躍中の鈴木奈々さんです!


鈴木奈々さんは、グラマラスバタフライの「LOVE活応援委員長」として、性感染症や望まない妊娠のないLOVEを広げる活動をされています。

岩室先生と鈴木さんのクロストークタイムでは、岩室先生から鈴木さんへ、コン ドームの使用が大切だと思うようになったきっかけや、鈴木さんから岩室先生へ、性感染症に関する疑問など、ざっくばらんに真剣に、たくさんの話題が飛び交いました。

鈴木さんは、これまで身近に望まない妊娠をする人を見て来たことから、妊娠や性感染症の予防に興味をもったと言います。

以前自分の部屋にあるコン ドームを、お母さんに見つけられてしまったことがあり、「どうしよう。怒られる!」と焦ったところ、なんとお母さんは「よかった、ありがとう。信じているからね。」と声をかけてくれたそうです。
それ以来、コン ドームをきちんと使うことで親や家族を安心させることができると気がつき、自信を持ったと鈴木さんは言います。

鈴木さんから岩室先生への質問では、

妊娠を希望する時は、その前に性感染症検査をした方がいいのでしょうか?」という質問に対し、岩室先生によれば、「検査は、梅毒、HIV、クラミジアなどすべて行った方がいい、かつ、パートナーと二人で行くことが大切」とのことでした。とくに最近、梅毒が増えているので、全ての検査をしたほうがよいそうです。



鈴木さんは、コン ドームを大切だと思う理由について「自分を守るために大切です!安心感があるので、絶対コン ドームをつけたほうがいいです!」と力説。
パートナーのいる友人には、コン ドームを渡したり、必ず使うように説得もするそうです。

鈴木奈々さん、「コン ドームの申し子!」と、岩室先生からもお墨付きをもらっていました。

岩室先生によれば、中学生や高校生など若い世代には、「コン ドームなしのセッ クスのほうが愛がある」という誤った認識があるといいます。

ただ単に、考えないようにしているだけの人も多いことのあらわれなので、正しい知識を伝える場が少ないと、頭を悩ませているようでした。

大人や先生たち自身も、恥ずかしがってきちんと話をしていないことも、原因のひとつにあるのではないでしょうか。

岩室先生は、鈴木奈々さんを学校やHIVフォーラムに連れて行き、実際に会って話をしてもらいたい、と熱望されていました。

鈴木さんのように、身近な友だち同士で話し合い、教えあうこと、経験を伝えていくことが、人の行動を変える。ここでも人と人とのつながり、コミュニケーションの重要性を、このクロストークから再確認をすることができました。

今日学んだことを、わたしも大切な友達に伝えます。みなさんも伝えてください。コン ドームをつける男性はかっこいい!!」と、鈴木さんは元気に締めくくってくれました。

今回一緒にイベントを主催した明治大学学生赤十字奉仕団クローバーさんは、様々な社会貢献活動に取り組まれている明治大学公認サークルです。
このように仲間たちと社会貢献活動に取り組めるのは、学生時代のまたとない貴重な経験になりそうですね。


また、4月からスタートしたすぎなみレッドリボンプロジェクトでは、若者に向けてHIVや性感染症の正確な知識の普及啓発を行っていきます。実施にあたり、同世代ならではの視点やアイディアを活かし、コミュニティの課題解決に参画するプロジェクトメンバーをただいま募集中です!!

5月から次世代リーダーの育成を目的とする「すぎなみレッドリボンカレッジ」が始まります!


ということで、最後に、参加者それぞれが、若者に向けてHIVや性感染症の正確な知識の普及啓発活動のアイディアを考えるワークショップを行いました。

短い時間ながら、若者ならではのユニークなアイディアがたくさん出ました!
たとえば、

・「コン ドームをつけよう」の歌、動画を募集するコンテストをひらく

・大賞の歌を、鈴木さんが歌手デビューして歌う

・一般の人も、コピーして歌い、動画投稿して全国に広がるようにする

・YoutubeのCMに芸人さんや、人気のカップルタレントなどに出てもらう

・性にまつわる「人生ゲーム」をつくる

・それぞれの経験を語り合う場を、大手コーヒーチェーンショップと提携してつくる


などなど……



マイクを持って会場をまわった鈴木さんもびっくり!のアイディアがたくさんでてきました。これからのすぎなみレッドリボンプロジェクトが期待できそうです。

最後に、参加者全員での写真タイム!参加者の皆さんがどんどんSNSなどで発信、拡散してHIVや性感染症の正確な知識が広まりますように。



岩室先生、鈴木奈々さん、楽しくて勉強になる時間をありがとうございました!
(文責:ピルコンフェローせんこ)



【参加者の方のご感想】
今回のイベントでは主催者・関係者・一般の参加者の方含めて82名の方が参加される大きなイベントになりました!
イベントアンケートではご協力いただいた78%の方に「大変満足」19%の方に「満足」とお答えいただきました。

参加者の方からは、
「大切なことなのですが、普段はなかなか聞けない貴重なお話を伺うことができました。ありがとうございました。」

「すごく勉強になりました。自分も今悩んでいたところでもあるので、自分自身を見つめ直す機会にもなりました!」

「偏見を正直持っていましたが、このイベントを通じて性に対する興味や、コン ドームの大切さ、恥ずかしくないことを実感しました。」

「先生のお話もゲストとのトークも楽しかったです!」

「スペシャルゲストの鈴木奈々さんのように、明るく性の話やコン ドームの話ができる社会ならば、もっとより良い世の中になるかと思いました。岩室先生のお話しも大変ためになりました。」

などの感想もいただきました。

【すぎなみレッドリボンプロジェクトメンバー募集!】
杉並区では平成28年度から若者に向けてHIVや性感染症の正確な知識の普及啓発を行う「すぎなみレッドリボンプロジェクト」を始動。
実施にあたり、同世代ならではの視点やアイディアを活かし、コミュニティの課題解決に参画するプロジェクトメンバーを募集します。
一緒に楽しく学んで、話して、活動しませんか?
◆メンバー募集詳細はこちらから
応募〆切:2016年5月16日

【キックオフイベントがジェクス様プレスリリースに掲載!】
先日開催された「明治大学学生赤十字奉仕団クローバー×すぎなみレッドリボンプロジェクトキックオフトークイベント」にラブ活応援委員長 鈴木奈々さんがスペシャルゲストとしてご登場いただいたプレスリリースをコン ドームメーカーのジェクス(株)様に配信いただきました!
こちらから記事をご覧いただけます。

また、ジェクス様によるラブ活 2016 キャンペーンサイトでは、学生に向けて性教育をされる方を対象とし、サンプルの提供をされています。協賛依頼は、同サイトの応募フォームから可能です。
http://www.glamourousbutterfly.jp/lovekatsu/