中絶手術は大きく、妊娠11週までの初期手術と、21週までの中期手術の2種類に分けられます。

■初期手術
前日にラミナリアという水分を含んで広がるスティック状のものを子宮の入り口に入れて広げます。
少し下腹部が痛むこともあります。

手術当日は全身麻酔で深い眠りについた中、子宮の中の内容物を器具でかきだします。
全身麻酔が切れるまで少し休んだ後、当日または翌日帰ります。
麻酔があまりきかず、手術中意識が残っている場合や、麻酔がききすぎて手術後もしばらく
意識朦朧となってしまうことがあります。

その後3~4日は安静に過ごすことがおすすめです。

■中期手術
器械的に中絶手術をすることが難しい段階で、
陣痛促進剤を投与し、子宮の収縮を起こさせて流産に導きます。
役所に死産届けが必要で、母体への負担も大きくなります。


妊娠21週6日を越えると、中絶手術はできません。
中絶をしたい場合はそれまでに選択をする必要があります。

妊娠周期の数え方は、前の生理日の初日を0日とします。
生理があった週(0~6日)が0週、7日~13日が1週目、という風に数えていきます。
妊娠が分かるのは、だいたい5週目くらいなので、それから中絶するか、いつするかを
考える必要があります。