当然ながらいい意味などではなく、心の中で蠢いていたドロドロとした感情が薄まり、考える過程を無くした感情的な炎が燃え盛っているように感じる。
恐ろしく感じる。戻ることはない、この感情を研ぎ澄ましていく生き方が俺にとって美しいものであり、理性を飛ばして獣のように生きることが最も忌むべきものだという意志を飲み込まんとする感情が。
雌伏とまではいかずとも、せめて感情だけは固定しておけるものだと楽観していた。磨かなければ輝きは鈍る、それが当然だというのに。
この身にかかる圧力が少し弱くなっただけで、こうもつけあがってしまうのか。張り詰めた生が至上だとは思わないが、痛みを忘れたいと思う気持ちは考え直さなければいけない。