白川ゆうこは北都社長の長男・真太郎とともに社長を支える秘書。
誠実で真面目な真太郎に恋心を抱いていたけれど、彼にはNY支社にいる恋人・高原 南の存在がいました。
東京にやってきた南と接するうちに彼女との間にも友情が芽生え、真太郎への思いとの板挟みに密かに悩みます。
真太郎が弟のピアニスト・北都真尋との契約とともに、『北都フィルオーケストラ』を立ち上げるプロジェクトに関わることになり、ゆうこも彼を懸命に支えます。
しかし、南が体調を崩し日本に帰国し、真太郎は彼女にプロポーズをします。
ゆうこはその現実を目の当たりにしながらも、仕事上で彼とのつながりがささやかな希望となり、諦めきれずに密かに彼を思い続けます。
そんな時、大阪の支社長秘書をしていた志藤幸太郎が、北都フィルのプロジェクトの一員として北都社長に請われて東京にやってきます。
なかなか本心を見せずにマイペースでどんどんと仕事を始め、真太郎にもつっかかる態度を取る彼に、ゆうこは嫌悪感を抱きます。
ずっと険悪な関係だった志藤とゆうこだったが、ひょんなことからゆうこは彼が過去に婚約者を亡くしていることを知ってしまいます。
そして、ゆうこに思わぬ出来事がふりかかり・・・
北都フィルオーケストラのデビューと志藤とゆうこ、真太郎と南の4人の恋愛模様が織りなすハートフルなラブストーリーです