For keeps(20) | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

それでも



「・・・ご、ごめん・・・・」



抱き合った後に彼女を抱きしめたままそう言った。



「え・・・」



もう夢心地で、舞い上がってしまって


前の彼女にHのダメ出しをされたことを思い出してしまった。



「・・なんか・・・。 あがっちゃって・・・・」


恥ずかしそうに言う彼に怜子はクスっと笑って



「・・・ううん。 ・・・こんなに、優しく愛してもらったのは・・初めてです、」



小さな声でそう言った。



「・・ほんと??」


思わずびっくりして起き上がってしまった。



怜子はにっこり笑って頷いた。




もう


なんってカワイイんだっ!!



『萌え』のツボをぎゅ~~~っと掴まれた泉川は


また怜子を抱きしめた。




「もう・・ほんっと・・・。 離さないから。 ぜったい、」



オーバーでなく


本当に泣けた。









「なに一人でニヤついてんの?」



南は泉川に気味悪がってそう言った。



「え?」


と聞き返す顔がもう緩んでいる。



「気持ち悪っ! なに???」



「ま~~~。 やっぱさ。 気持ちが充実してると・・顔に出ちゃうよね・・・・。」


彼は夢を見る乙女のような顔をしてそう言った。



「はあ?」



南は顔をしかめた。





「えっ! マジ? ホンマに???  レイコ先生が受け入れてくれたの???」


南は驚いて大きな声を出してしまった。



「まあねえ・・・・。 なんっか・・・急にうまくいっちゃったってゆーか。 や、ちょっと彼女の感じがいつもと違うかなあとか思ってたんだけど。 は~~~~、ほんっと幸せだ、」



顔面がとろけてゆくのではないか、と思うほどの崩れようだった。





もう幸せ色一色に染まってしまった泉川で・・・


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