単純・お気楽・天然の事業部中堅の八神慎吾。
元北都フィルの楽団員であったが、演奏家を引退し社員として仕事をすることになります。
天才・変態ピアニスト、北都真尋のつき人としてもまれる中、生き生きと仕事をし始めましたが
郷里・勝沼から幼なじみの多賀谷美咲がいきなり転がり込んできます。
子供のころから八神にホレ抜いている美咲に『押しかけ女房』的に世話をされるが、家族同様に過ごしてきた彼女をどうしても恋愛対象として見ることができず、彼女を遠ざけてしまいます。
それでも、つかず離れずの関係でいるうちに彼女の存在の大きさが身にしみてゆきます。
兄妹のように育ってきた二人が、恋人関係を飛び越えて『結婚』という選択に流されながらも、向かってゆくお話です。
『結婚という』現実に直面した八神が、とまどいながらも美咲との幸せを掴んでゆきます。