七月隆文さん作品。




昨日ぶりです。( ・∀・)ノ


ww



いえ、今回、数時間で読めたので、

更新しに来ました。





なんというか…

不思議なお話でしたね。



子どもと、大人の境のお話というか。


揺れ動くアレコレというか。




どう、解釈したらいいのかわかりませんが、


そうだなぁ…。



帯に書いてあることが、すべてかもしれない。



本文中にも出てくるのですが、


「サラがいれば、私はなにがあっても大丈夫」




主人公は、

由花(ゆか)という中学生の女の子なのですが、

学校に馴染めず、不登校になっており、

春休みに入る少し前に、

ハーブのお店を営む、母方の祖母の家へと

やってくるところから始まるお話です。




でね。

この由花ちゃんが、長く心の支えにしてるのが

「サラ」という女の子で。



恐らく、ですが、


由花ちゃんにとっての、支えの「サラ」って、


言ってみれば、大人にも、子どもにも、

どんな人にも、それぞれに、

さまざま、あるんじゃないかな、と。



人かもしれない。


何か、作品かもしれない。

漫画かも、小説かも、アニメかも、映画かも。

あるいは、その登場人物かも。


実在しなくても、

究極、架空の人物でも良い。


または、単に、言葉かもしれない。


概念かも。




そういう解釈でいいのかなぁ…?と。

上手く言えないのですが。




学校に馴染めず、不登校になっている、

思春期真っ只中の、揺れ動き、変化に戸惑う、

中学生、っていう時期だからこそ、

というのも、作品としてはポイントかも。


中学生、というのが、ミソかもしれない。




作品をどう解釈するか、

果ては、好みであるかどうか、は

この作品に限らず、

すべてに言えることですが、



私がこの作品を読んでいて、

ふと、心をとめたのは、


物語序盤の、由花の戸惑いでした。



コレ、まさしく、私にも経験があるなぁ、と。




読書録カテゴリのみを読んでいる方には

わからない話になってしまいますが、


以前、「ともこ」カテゴリにて、

こんな話をしたことがあったかもしれません。



または、同じく、「読書録」カテゴリの、

『鎌倉硝子館の宝石魔法師』2巻の読後に、

更新した記事の中でも触れているかも。

(4記事に分かれておりますので、

とんでもなく長いですが( *´艸`))





簡単に言うと、


「中学生」になると、

何故か、「変化」するんですよね。みんな。

思春期特有の現象と、渦だと、

私は思っているのですが。



これは、決して、


小学生と、中学生の違いというだけではなく、


子どもと、大人の過渡期というだけでもなく、


思春期にだけ訪れる、異様な期間。



周りと少しでも違えば、

異質、異分子と見なされ、ハブられ、

最悪な場合は、いわゆる、イジメになります。


厄介なのは、「理由が明確ではない」こと。



…いや、あるにはあるんですが、

そんなこと?って場合も少なくない。



それと、異性、恋愛を強く意識し始めるため、

男女で話しているだけで、

アレコレ言われたり、噂されたりとか。

案外、こういうのも理由。

本当に、なんてことないヤツ。


普通に話してただけなんだが…?とかなのに、

揶揄、ですからねw 実際。



だけれど、別に、

男女で仲が良かろうと、話してようと、

関係ないじゃん、別にいいじゃん。

過ぎるんだよなぁ…。


てか、何なら、

今のご時世、異性同性、関係ないしな。


恋愛は、起きるときには起きるし、

そうならないときは、ならないものだし、


もっと言えば、人間関係は複雑だぞ、実際。


友情か、恋愛の2択しかない訳じゃないぞ?


感情も、関係性も、

性別に限らず、複雑なんだぞ??


大人も、子どもも、結局ないんだぜ?


↑ 恨みこもってる言い方になってしまったw





…スミマセン。

少し取り乱しました(笑)



けれど、実際、渦のなかに巻き込まれると、

当事者は、たまったものじゃないです。


訳がわかりませんからね。



みんなの、変化の理由がわからないんです。


イジメやハブられたり、揶揄されたり、

女子の謎の連帯感、とかね。



取り残された感が、ハンパない。


私がおかしいの? 子どもなの?

そういう風になるのが、「普通」なの?

価値観、一緒じゃなきゃいけないの?とか。


思春期こわーい。(笑)



私も、大概、悩まされたクチです。

取り残されておりました。

揶揄もされたし、異分子にされてた。



謎に、思春期、って時期だけが、

特別に括られる感覚がありましたよね。

何故か、いつの時代も変わらず存在する。


…その実、何も特別ではないのだが。(^-^;



マジで、大人とか、子どもとかないよ…。


強いて言えば、

未熟な心と環境の差で生じるモノはあるけど、

なんだかんだ、同じだよ…。


故に、逆に、特別化するのだろうけど、

私は思春期に思春期してなかったから、

未だに、感覚的な理解が出来ない。

知識的理解はしている。


裏を返せば、そういう揺らぎの中にいた私も、

ある意味、子どもで、ある意味、大人な、

まさしく、それこそ思春期してたとは思うがw


でも、異性同士だから何なの。

関係性は、恋愛ばっかじゃねーぞぉー。

周りとちょっと違ったからって、何よー。

変人上等だよ。←

てか、結局、みんな、私の何が、

気に食わなかったんですかね。(笑)


思春期ってそんなもんか。

理由はないのか。いいカモだったのか、私。




…まあ、その辺りは話し出すと長いので、

私の話はここら辺にしますがw

(気になった方は上記の記事を探してください)




要するに、この物語の主人公、由花ちゃんも、

その変化と揺らぎに、怖さを感じ、

学校に行けなくなり、少し逃避するんですね。

(直接的に巻き込まれた、とかではなさげ)



だから、わからないではないなー。


逃げてもいいよ。ダメじゃないよ。


私は…結果、プライドのために居座ったけどww





だから、そうですね。

この物語は、


プチ逃避の果てに、

「サラ」を支えに、前を向こうとする、

頑張ろうとする、女の子の話、ですかね。


それと、少しずつ、

「世界の広さ」を知っていくお話。





うーん…。

だから、そうだなぁ…。


言葉を選ばずに言います。



この物語は、人を選びます。



わからない人は、わからないかもしれない。


結局、何だったの?って人もいるかも。




もちろん、私が、めっちゃ私情混ぜながらw

ここまでで話したことは、

あくまでも、私の解釈なので、参考程度に、

何なら、無視。で構わないのですが、



思春期独特の渦、違和感、気持ち悪さ、を

知っている人には、結構届くのかも。




由花ちゃんと、少しだけ、似ていて、

でも、やっぱり抱えるモノの違う、

ある種、対比のように出てくる

男の子がいるのだけれど、


この子は、もしかすると、

わからないのかもしれない。


いや、この子、良い子そうだから、

話は聞いてはくれそうだけどねw


由花ちゃんの抱える恐怖を、

感覚的に持ち合わせていない、

真っ当に、それなりの思春期送ってる子だから

「正しく」は、理解し得ないかもしれない。




きっと、わからない人も、少なくないです。



けれど、コレを、共有できる人も、

少なくはない、と思ってる。



私ほど、こじらせてなくてもねwww


あの独特な時期は、

もれなく、過ごしているハズだから。




中高生向け、かもしれないですね。


汲み取れる子と、汲み取れない子が

いるとは思うけれど、



願わくば、汲み取れる子のところへ、

この本が届けばいいかな。



悩み、苦しむ子のところへ。


かつて、苦しんだ大人へ。



「サラ」という存在が。


そして、何でもいいから、

「支え」となる何かが見つかりますように。





重ねて言うけれど、

これは、私の解釈です。あしからず。


読んだ感想、です。






次は…何を読もうかな。


2.43もあるし、

シュガーアップルもあるんですよねー。

(置き場所ないけど…← 続刊も欲しい…。

全部は読めずじまいになってて読み返したいの)




考えまーす。ww



それでは。( ´∀`)/