※オフィシャルHPより転載


◆10月28日(日)新宿FACE(18時開始)

▼JWP認定無差別級選手権 30分1本勝負
<王者>春山香代子 VS <挑戦者>さくらえみ
 JWP認定無差別級王者である春山香代子が対ハートムーブ系リフォーム4連続防衛戦の第2ラウンドを迎える。10月7日の東京キネマ倶楽部大会で行われたJWP対ハートムーブ系リフォームによる4対4の全面対抗戦は、ハートムーブ系リフォームの圧勝に終わった。そこで、春山は米山香織、中森華子、モーリー、さくらえみとの防衛戦を決断。10月21日の博多スターレーン大会では、米山の挑戦を退け、同王座3度目の防衛に成功した。そして、中盤の山場となるさくら戦。この組み合わせによるタイトルマッチは、春山が前王者時代の2009年12月6日、同じく新宿FACE大会で行われており、その時は春山が貫録勝ちしている。それから約3年の年月が流れ、再び相まみえることになった両者。春山にとってはまだ中森、モーリーを残しているだけに、連続防衛戦をここで終わらせるわけにはいかない。一方、さくらはこの防衛ロードを引き継がないことを明言しており、王者になった場合は前回のJWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座同様、「弱い相手としか防衛戦をしない」など、何を言い出すか分からない。いずれにしても、JWPの命運を握る試合となるだけに注目の一戦だ。


▼JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合 30分1本勝負
<王者>コマンド ボリショイ&中島安里紗 VS <挑戦者>中森華子&モーリー
 10月7日の東京キネマ倶楽部大会で行われたJWP対ハートムーブ系リフォームによる4対4の全面対抗戦で、モーリーにフォールを許してしまったコマンド ボリショイ。その雪辱を期して、中島安里紗と保持するJWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座を懸けて、中森華子&モーリーの挑戦を受けることになった。同大会の試合後、春山香代子から「やっぱり、さくらや米山の後ろについているのか」と言われたことに激怒したモーリーは、試合後のコメントブースでも、マスコミに対して「自分の扱いが悪い」と一席ぶって見せた。春山から言われたことを気にしているのかどうかは分からないものの、まだハートムーブ系リフォームでの存在意義や、自らの方向性が定まっていないことに、苛立ちを隠せない様子を見せた。これに対し、盟友の中森は「自分は無差別を獲るために行動した」と明言。春山がハートムーブ系リフォーム全員との防衛戦を行うとしていることから、さくらとのタイトルマッチの勝敗によっては、中森にもチャンスが回ってくることになる。その前に降って沸いた2冠タッグ王座への挑戦。JWPを離反してから不敗の中森とモーリーが、そのままの勢いで突っ走ることができるのか。それとも、ボリショイと中島が王者としての意地を見せるのか。中島と中森のライバル対決が中心となりそうだが、試合のカギを握るのはモーリーだ。

▼シングルマッチ 30分1本勝負 
米山香織 VS Leon
 同期であり良きライバルとして、かつてはタッグも組んでいた米山香織とLeon。しかし、米山がさくらとともにタイに渡ったことから、その関係は複雑なものとなってしまった。タイで団体を旗揚げするまでとの条件だったはずが、米山はそれを反故にして、さくらとの関係を継続。さらに、JWPから離反者まで出す形になり、Leonの米山に対する不信感は増幅していったようだ。そこで、10月7日の東京キネマ倶楽部大会で、Leonは「自分が米山の心を取り戻します」と宣言。この一騎打ちが決まった。LeonがJWPに入団することになった理由の一つは、米山がいたから。ところが、そのJWPを一緒に守っていくどころか、JWPを離れて流浪の身となっている米山の真意をLeonは知りたいのかもしれない。これまでも、名勝負を繰り広げてきたこのシングルマッチだが、それもお互いを認め合えばこそ。今の2人に、それを求めるのは酷かもしれない。そんな状況の中で、どんな試合になるのかはLeon次第。戸惑いながら試合に臨むのか、それとも強い意志を持って立ち向かうかによって変わってくる。ただ、試合後には両者とも、何かしらの結論を出すことは必要となりそうだ。


▼輝優優~FINAL Run at JWP. 3 3WAYマッチ 30分1本勝負
倉垣翼 VS ヘイリー・ヘイトレッド VS 輝優優
 年内でリングを去ることになっている輝優優の引退ロードがJWPで組まれ、まずは輝&LeonVS倉垣翼&ヘイリー・ヘイトレッドが、10月7日の東京キネマ倶楽部大会で行われた。この試合では輝が倉垣を下したが、倉垣はシングルマッチでの再戦を希望。すんなり決まるかと思われたが、そこにヘイリーも一騎打ちを望んだことから、輝は「2人とシングルマッチをしたいけど、残された時間は少ない。次の大会で倉垣とヘイリーと輝で3WAYマッチはどうですか?」と提案。倉垣とヘイリーも受け入れた。そもそも、倉垣とヘイリーは輝とのシングルが目的だった以上、狙いは輝になることは間違いない。となると、倉垣とヘイリーの戦いは、どちらかが主導権を握るためのもの。この強敵2人を迎え撃つ輝にとっては、かなり苦戦を強いられることになる。ただし、輝はこれまで培ってきた経験からくるテクニックと、卓越した試合運びの巧さがある。そして、こうした試合形式を得意にしていた植松寿絵とのタッグも、輝にとっては肥しとなっている。ガツガツとした試合も輝らしさではあるが、試合巧者としての輝も特長の一つ。ヘイリーの要望によって組まれた3WAYマッチだが、輝の引き出しの多さを見せる絶好の舞台と言えそうだ。


▼タッグマッチ 20分1本勝負
阿部幸江&KAZUKI VS 渋谷シュウ&大畠美咲
 阿部幸江&KAZUKIのザ☆WANTED!?の前身は、吉本女子プロレスJd'において結成されたWANTED!?。2人の出身母体であるJd'の後輩に当たるのが渋谷シュウと大畠美咲になる。もっとも、阿部とKAZUKIはJd'を離れてしまったため、渋谷はまだしも大畠とは直接の接点はあまりなかった。それでも、今は他団体に所属する選手とはいえ、渋谷と大畠の成長はWANTEDの阿部とKAZUKIにとっては、嬉しいことに違いない。そんな4人が久しぶりにリングで対決することになった。現在、JWP内でも抗争が起こっているが、大畠がWAVEを主戦場に選んだことから、これはJWPとWAVEによる団体の威信を懸けた戦いでもある。その意味の中には、JWPとWAVEのどちらが強いかということだけではなく、勢いに勝る団体、あるいはエンターテインメントとしても評価が下されることになる。JWPとWAVEの中に、懐かしきJd'に思いを馳せながら試合を楽しむことができる一戦となりそうだ。


▼JWPジュニア タッグマッチ 15分1本勝負
ラビット美兎&川佐ナナ VS 勝愛実&ライディーン鋼
 ハートムーブ系リフォームのさくらえみは、常々、「JWPは若手にチャンスを与えすぎる」と指摘。「JWPの風景を変える」とする発言の中には、若手選手の育成法なども加味されているようだ。そんな中、コマンド ボリショイは若手のラビット美兎、川佐ナナ、勝愛実、ライディーン鋼に対し、「JWPの未来を見せる試合をしてくれ」と言って、ジュニアによるタッグマッチを言い渡した。ラビットと川佐は、何度もタッグを組んでいるパートナー同士だが、勝とライディーンは初タッグ。総合力ではラビット&川佐が有利だが、直近となる10月21日の博多スターレーン大会で、勝はラビットからダイビングエルボードロップで勝利。大器が目覚め始めようとしているだけに、ライディーンを引っ張っていくことも可能だろう。もちろん、現在はラビットが保持しているJWP認定ジュニア&POP認定王座の行方も、この試合に関わってくる。それでも、まずはボリショイが言う「JWPの未来」という言葉を、それぞれが噛み締めながら試合に臨むことが必要となりそうだ。


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